峰の原高原に移住して1ヶ月が経過しました。
今住んでいる場所は峰の原地区でも標高の高い2番通り、標高1,550mの場所にあります。
以前、幻想殺し(イマジンブレイカー)というブログを書きましたが、自然豊かなところに住むと色々とやること(肉体労働)が多く、「ゆっくり暮らす」という理想とはほど遠いことが分かって来ました。
「一体いつから鏡花水月を使っていないと錯覚していた?」くらいの勢いです。
今回はそんなお話しです。
新緑から雑草フェス開催まで
つい、半月ほど前に綺麗な新緑が芽生え、カラマツの可愛らしい苺みたいな雌花が見れた時期もありました。
それから二週間であっという間に葉が多い茂りました。
と、同時に雑草が物凄い勢いで生えて来ました。
芝生だけだと思っていた敷地は雑草の楽園と化したのです。
なかなか雑草処理が出来ないままでしたが、ようやく草刈りが出来たと思うと、それはそれは時間がかかります。あっという間に半日が経過してしまいました。
それと、今回、草刈機の歯をナイロンカッターに変えてみましたが、ビックリするくらい刈った雑草が飛び散ります。
「なるほど、だからみんな前掛けしてるのか。」と、この身で感じました。
駐車場の雑草は手付かずです…
地面が砂利なのでカッターでやると小石が飛んで車を傷つけるので、ナイロンカッターか?と思いつつ、時間が作れず放置状態…
白樺の理想と現実
今住んでいる敷地内は白樺が10本くらい生えています。
白樺と言えば、幹が白くて標高が高いところに生えてるイメージで「The 高原!」って感じですよね。
でも白樺も敷地内に生えていると色々と大変なことが多いです。遠くから眺めるくらいがちょうど良いのです。
パイオニアツリー
白樺は「パイオニアツリー」とも呼ばれています。
一番初めに芽生えて、後発のミズナラが育ち、日陰が出来ると枯れます。樹齢は大体70年前後です。
なので、白樺林に出会うと、「ここは森になって間もない場所なんだな〜」と思い、ミズナラ林に出会うと「ここは森になって大分時間が経過してるな〜」と思うようになりました。
他の樹木が育ちにくい火山灰地や砂地でも育つことができる。明るい初期の林地に生えるいわゆるパイオニア的な樹種で、山火事の跡地や崩壊地などに一斉に芽生えて生長し、純林を作る。不適地に散布された場合には地中で待機できる休眠性があり、山火事の熱を感知する事で休眠を解除して発芽する場合や、湿原が乾燥し陸地化した後に発芽する場合など、先駆種としての能力を持つ。やがてシラカンバのまわりのミズナラやトドマツなどの陰樹が大きくなって、次第に日当たりが悪くなってくると、シラカバは次々に立ち枯れする。
引用:wikipedhia>シラカンバ
花粉が凄い…
白樺の花粉はGW過ぎから猛威を振います。
スギ、ヒノキと花粉地獄が続きますが、GWで終わりを迎えます。ただ、峰の原高原ではGW過ぎから白樺の花粉が猛威を振います。
凄い花粉の量で本当にキツいんです…
風媒花であるため花粉症の原因にもなる。シラカンバが多く自生するスカンディナヴィア半島(スカンジナビア半島)では患者数も多い。札幌市の女性のうち8.9%が抗体を保有しているという報告もある。また、ブナ目の他の樹木の花粉との共通抗原性もあると考えられている。
シラカンバ花粉症は、口腔アレルギー症候群 (OAS) との関連もある。シラカンバ花粉症を持つ人のうち一定割合の人がリンゴやモモなどバラ科の果物を食べた際に舌や咽喉にアレルギー症状を起こすことが知られている。
引用:wikipedia>シラカンバ
樹液(蜜)も凄い…
白樺の新緑を迎える春が樹液のピークです。
幹に傷をつけるとそこから大量の樹液を取り出すことが出来ます。白樺の樹液はサラサラしていて喉越し爽やか(水みたい)らしいです。
ただ、葉っぱからも樹液が滴ってきます。春先、白樺の下に車を駐車すると、車が樹液でベトベトになります。
それだけなら「洗車が大変」くらいですが、その甘い蜜を求めて、虫さんたちがパーティーを開催します。
虫さんたちはパーティー大好きです。陽キャです。
小枝が頻繁に落ちる
白樺の枝は白色の幹と違って黒色です。ちなみに似た感じの「岳樺(ダケカンバ)」は枝も白色です。
この枝が風が吹くと頻繁に落ちます。毎朝枝拾いで始まります。
先日の強風で小枝が沢山落ちてました…
ほぼ手付かずで表より広い裏庭
表だけでこの現状なのに、裏庭はもっと広いんです。
雑草と剪定枝だらけなので、虫さんたちのベッドタウンになってます。
ここ整備したら活用スペースが広がって良いのだけれど、まだまだ手付かず状態…
やること盛りだくさん、いつのんびり過ごせる?
ここまで紹介したのは外のお話ですが、今住んでいるところは元ペンション。
中も広いんです。
中は絶賛整理整頓中で、人を招くにはまだまだ納得出来る状態ではないので、興味を持って来てくれた方にはチラッとお見せしたりすることもあります。
生ハム熟成庫を秋までには作らないといけないので、その辺りも進めていきたいと思います。
ということで、ゆっくり過ごすというのは夢のまた夢なのでした。
つづく…
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