須坂市地域おこし協力隊の野澤です。
峰の原高原では2月末までの春の景色から一転、連日の積雪によりすっかり冬の景色に逆戻りです。
先日、お隣の菅平高原では、今冬の最低気温が日本で最も低い記録となりました。
そんな寒い日が戻った日本。
先日紹介したペチカストーブを導入している木曽町の協力隊の池戸さんがワークショップ(以下、WS)を実施するということで、ペチカストーブの見学と初めてワークショップに参加してきました。
WS参加のため、木曽町へ
峰の原高原からは下道でちょうど3時間の距離です。
池戸さんがリノベしている建物は旧中山道に面した古民家で、隣に「ギャラリーカフェsoma」さんや「木曽町文化交流センター」があるという好立地です。
様々なご縁が重なってここに決まったそうです。
外観です。なんと外はキッチンカーを停められるとのことです。
こちらの施設はサードプレイスとして「子ども食堂」だったり、学生のための学習スペースだったり、地域の方の交流スペースになるそうです。
ペチカストーブがお出迎え
建物に入ると早速ペリカストーブがお出迎えです。
存在感が半端無い…
「ペチカストーブとは何か?」改めてご紹介します。
ペチカとは、薪を焚いた時に出る熱を本体レンガに蓄熱する暖房器具です。
引用:(株)有賀製材所>ペチカについて
レンガで積まれた本体の中には、熱が蛇行して登っていく空間があります。
熱はその空間を通って煙突から出るまでの間に、本体レンガに蓄えられます。
そして火が消えてしまった後でも、レンガに蓄えられた熱が長時間にわたり室内に「輻射熱」として放出し続けるため、真冬の厳冬期でも、朝・夕の2回焚くだけで、24時間通して心地よい暖かさが続きます。
今回のWSの内容とは?
WSは午前と午後の2部構成でした。
①和室床の断熱
一つ目は2Fの和室の断熱の施工です。
畳は新品に変えるということで畳を敷く床の部分の断熱を行います。
昔の住宅なので床に僅かな隙間が出来て寒いのだそう。
和室を残すのは海外からの訪問者の多いそうで、やはり畳は好まれるそうです。
畳を外したら防水シートを貼っていきます。
タッカーでとめてはみ出た部分はカッターで切って揃えます。
その上からプラダンを敷きます。
微妙にサイズが違う場所があるのでカッターで上手く切ります。
人数が多いとあっという間に終わりますね。
お隣の部屋も同様に施工します。
流れは理解しているのであっという間に完了しました。
この頃には日も指して、ペチカストーブの熱も相まって室内が暑いという珍事。
外は寒いのに凄いです。
ペチカストーブで焼いたピザで昼食会
ペチカストーブに作ったピザ釜を活用したピザを囲んで昼食会をしました。
遠赤外線で焼かれたピザは市販でも美味しくなる不思議!
②壁の蜜蝋塗り
午後は壁に蜜蝋を塗りました。
壁の材質はヒノキ。通りでいい匂いがするわけです。素敵。
そしてこれまた地産地消の蜜蝋。これを塗っていきます。
パッと見では塗れてるか分かりませんでしたが、よく見ると色が若干違くてロウの匂いがほんのりします。乾くまで約1週間かかるとのことでした。
WS後はケーキでお茶会
このケーキは池戸さんの手作りです。
程よい疲労感に甘いお菓子は至高です。
あっという間に終わったWSに話も弾み、楽しい一日となりました。
【番外編】周辺散策
WSの合間に周辺散策してきたので、少しご紹介します。
木曽町文化交流センター
お昼休みにお隣の「木曽町文化交流センター」にある図書館に行きました。
木の温もりが感じられる素敵な雰囲気の図書館でした。
南信地域は地産地消の木材を積極的に使っている施設が多く、自治体も積極的に動いているので素晴らしです。
世界最初の鉄筋コンクリートローゼ桁橋
会場の目の前にあるコンクリートの橋はパッと見では何気ないものですが、看板を見ると昭和初期に建てられたものであることが分かります。
この端から眺める街並みと木曽川が綺麗なのです。
ペチカストーブ導入に向けて情報発信していきます!
ペチカストーブの導入に向けて、まずは施工例を見るために各地を見学してきます!
情報は随時報告予定です。お楽しみに!
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