須坂市地域おこし協力隊の宮澤です!
昨日、こっそりと市役所でパンの販売をさせていただきました。
サンドイッチにおかずを2種類つけたランチBOX。
メニュー内容は塩麹タンドリーチキンのチャバタサンドに、酒粕のミネストローネときのこのマリネです。
出店場所によって全く異なる雰囲気
須坂市役所の地下、食堂前の廊下で12時から販売していたのですが、15分ほどで20食分が売り切れました。
それ以降はほとんど人が通らず、いつも来ているお弁当屋さんやパン屋さんも12時20分ごろには引き上げていました。
やまじゅうさんでの出店が5日間と長かったからか、前回の出店で感じた達成感というより、今回は気づいたら終わってたみたいな感じ。
販売する場所によって、お客さんの求めるものが全く違うことを実感しました。
きっと市役所で求められていることは、「早い」「安い」「美味しい」の3点セット。
市役所販売のメニューを決める際に事前に潜入調査をしてきたのですが、食堂では日替わり定食が450円という破格で食べられるし、パン屋さんのパンの種類は甘い系から惣菜系まで種類豊富。
ここに出ているお店と被らずに手軽さと安さと美味しさを兼ね備えるもの…何を出そうかとても悩みました。
色々考えた結果「定食ほどがっつりは食べないけれど、ちょっと軽めのお弁当が食べたい女性」をターゲットに販売することに。
潜入した際、なんとなく食堂に入るのは男性が多く、パンやおやきなどを買っているのは女性が多かったので、女性向けにちょっと健康志向で見た目重視のランチBOXにしました。
実際に買ってくださった方も女性の方が少し多かった印象です。
販売する場所や相手に対して、商品や売り方を考えることの大切さだなあと実感できました。
商品のバランスを考える
「ニーズに合った商品を考える」ことの大切さを学んだとともに「商品のバランスを考える」ことって難しいなと感じた1日でもありました。
商品のバランス、私は「地域性」「独創性」「美味しさ」「値段」「手間」の5つ(もうちょっとあるかも)を軸に考えています。
「地域性」…地域のものを使ったり文化を生かしたりする、地域らしさを出すこと
「独創性」…他にはないような商品を作ったり、売り方をしたりすること
「美味しさ」…多くの人に好まれるような味
「値段」…利益が出るかつ、消費者が納得する価格設定
「手間」…作る時間、労力
今の私は、地域性・独創性に偏りすぎているなあと感じます。
こっちに偏りすぎると、万人受けする味にならなかったり、値段が高くなってしまったり、手間がかかってしまいます。
逆に、美味しさや手間なくできることにシフトすると、どこにでもある味になってしまったり自分らしさがなくなってしまう。
自分の大事にしたいこととと生計を立てていくための要素のバランスを考えること。
今後、出店するときにしっかり考えていかなければいけないと思いました。
出店するとき作る場所どうしよう問題
やまじゅうさんでの出店を終えてから、ありがたいことに「イベントで出店してみませんか?」というお話をいただくことが増えました。
本当はすべての出店に出たい…!
けど作る場所がない…!!
という問題に直面しております。
パンを作ってイベント等で出店するには「菓子製造許可」のある施設で製造する必要があります。
製造する場所を、菓子製造許可の基準を満たすように改修しなければいけません。
建物、床、内壁、天井、明るさ、洗浄設備などなどいろいろな項目があって、それを満たした施設で製造しなければ販売ができないんです。
今までの出店はすべて、菓子製造許可が取れている施設をお借りして製造し販売していました。(今回の市役所販売も、やまじゅうさんの予約が奇跡的に1日だけとれたため販売することができました)
賃貸住宅で自宅を改修することもできないので、今後も許可の取れた施設をお借りして製造し販売、という形になると思います。
やまじゅうさんも大人気で予約するのが困難なので、今の状況だとなかなかパンの出店が難しい状況で、、、
今後活動する上での製造場所についても要検討です。
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