「森林サービス産業」に関連して、森林の利活用について学んできました。
平日利用の稼働率の問題
仕事が休みの休日(土・日・祝)は満員でも、一週間の5/7は平日であり、平日の稼働率を以下に向上させるかということが課題の一つでもあります。
その平日を活用したのが企業研修というプログラムが最適で、普段会議室では語れない本音などが森林空間での経験を通じて語り合うことが出来るようです。
今回は実際にどのような取り組みを行なっているのか、その先進地を視察することで参加者が自身の事業で新たな可能性を見出すというものです。
参加者には公営のキャンプ場の指定管理者も多く、「平日の稼働率が低く、その問題を解決したい」という話を聞きました。
今回の趣旨
森林浴の効果を活かしてリフレッシュやコミュニケーションを促したり、非日常の森林に身を置くことで考え方の転換を促し、組織や事業の変革を目指すなど、森林を活用して「企業研修」を行う取組が拡がりを見せています。
そこで、今回の「Forest Styleラボ」では、森林を活用した「企業研修」の先進事例の紹介と、事業環境の変化に対応した自律的・共創的な組織・人づくりに向けた森林を活用した「企業研修」の可能性について議論します。また、実際に先進地視察を行い、リアル会場にて開催することで、参加者同士のマッチングも促進します。
ライジングフィールド軽井沢
軽井沢駅北口から車で10分、上信越国立公園内に位置する4万坪のアウトドアリゾートです。
ここでは主に平日を中心に「企業向けの研修プログラム」を開催しています。
ライジングフィールドは、企業向けの様々な研修プログラムを有しています。
特に、組織・個人が本来持っている力を引き出すアプローチ = アクティブラーニングが強みです。
答えを与えるのではなく、自らが「やってみて~感じて~考えて~決める」サイクルをまわすことにより内発的な「学び・気づき」~「行動へのコミットメント」を引き出します。
本当に大切なこと、すばらしいものは、どこか他にあるのではなく、自分の中にあるもの・・・。
我々は、それらをちょっとだけ引き出すお手伝いをさせていただくだけなのです。
引用:ライジングフィールド>企業研修プログラム
アクセスの良さと取り組みが評判を呼び(宣伝してない)、今では多くの大企業が研修に来ています。取り組みについては書くことが多いので、実際にHPをご覧頂いた方が良くご理解頂けると思います。
一見するとただの平均台に乗っているようですが、この乗り方にもグループで知恵を出し合ったりして普段では考えないような新たな気づきが生まれます。
ちなみに、「一度だけ片側が地面についても良い」という条件で全員が乗れるか挑戦しています。
簡単な施設紹介
施設内はとにかく広いです。
今回は時間も限られているので、限られた範囲しか見て周れませんでしたが、アクセスがばつぐんなのでプライベートで訪れてゆっくりしたい場所です。
Sweet Field
野外結婚式場もあります。その名も「Sweet Field」です。
電源付き林間サイトで、6サイト限定のフィールドです。
タタンカ
傾斜地に建つ丸太フレームのオリジナル常設テントサイトです。
cafe&bar「MOON BEAR」
スタッフの手作りというキャンプ場内にあるお店です。
木造で雰囲気が良く、カウンター席もあるので昼も夜もゆっくり出来る場所です。
Owl Adventure
5階層スカイアスレチック アウルアドベンチャーです。
駐車場の目の前(意図的にその位置にしたとのこと)にあって、到着した瞬間に子供達を虜にする本格的なアスレチック広場です。
最年少挑戦者2歳、最年長挑戦者76歳とのこと。
きたもっく
こちらは今年の冬に「森林サービ産業」の先行地視察で訪れていているので、詳細については以下のリンクからどうぞ。
今回は初夏の訪問ということで、緑の映える自然豊かな景色でした。
見学中に見かけた一場面、ツリークライミングの道具がありました。
「あさまの薪」で作られた薪が並んでいます。
サイズごとに分けてあり、見た目も綺麗だったので思わず一枚。
作るならこういう薪ですね!
案内中に見かけた原木置き場。
地域の皆さんが通る道でもあるので、とても綺麗に並べてあります。もちろん、他の保管場所も綺麗に並べてあります。
Forest Styleラボ
視察が終わり、本題の「Forest Styleラボ」の開催となりました。
最後にディスカッション形式で『森林を活用した「企業研修」で拓く、自律的・共創的な組織・人づくり』について意見交換が行われました。
会場にいたのは30人ほどでしたが、オンラインでも100人ほど視聴していたようです。
今回は企業を中心とした活用事例の紹介でしたが、相手のニーズに合わせてプログラムを組むことで満足度が上がり、リピーターが増え、口コミ限定で広まっていくので顧客の質も高いという利点もあるところを感じました。
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