最近ドタバタしていて、ご報告が遅くなってしまいました…
先月の話になりますが、「森林サービス産業」に関して第1回オープン・ラボの開催と先進地見学に行ってきました。今回はそのことについて書きたいと思います。
前回の記事はこちら!
1/24(火)第1回オープン・ラボ開催
森林サービス産業には出来れば沢山の人に関わって頂けるのが理想ですが、まずはこの事業の「目的」や「事業内容」などを整理しておかないといけないので、それを議論するのがオープン・ラボという感じです。
なので、今は一部の関係者に限った開催になっていますが、来年度までに方向性を一致させて横のつながりを広げていきます。
園芸に例えるなら…
花壇の大きさと植える種を話し合う段階です。
なんの花をどのくらい植えるのか分からないのに、「一緒に園芸しよう!」と言われたら困りますよね?(ですよね?)
例えが上手くなくてすみません!あくまでそんなイメージです。
回を重ねるごとに資料が増えて準備が大変ですが、きっとこれらは将来につながっていくはず…
皆さんで意見を出し合って疑問点や問題点を話し合います。
頑張って資料を作ったつもりでしたが、実際に話していくと必要な情報が抜けていたり、他にも色々な準備が必要であることに気付かされました。
課題も残ったので、これは私の宿題として次回に向けてさらに準備を進めていきます。
晴れのち大雪
開始前は晴れ間が見えていましたが、途中から雪がちらつき始め、終了後は大雪になっていました。
昼時のこの頃はまた序の口で、夕方以降にとんでもない寒さと雪に見舞われることになるのでした。
状況整理の打合せを兼ねて昼食
オープン・ラボの反省と今後の方針を協議するため、ちょっと延長戦を行いました。
打合せは昼食を食べながらまったりと。
「ちょっと屋」さんのメンチカツ定食が美味しかった!
普段は混雑していて入るのが大変のようですが、この日は平日と雪の影響で人が少なく、待つことなく食べることが出来ました。
おかげでその後の打ち合わせもスムーズに終えることが出来ました。
「ちょっと屋」さんの場所はこちら!
1/26(木)先進地見学参加
第1回オープン・ラボから二日後のこの日、同じ長野県で森林サービス産業を行っている上松町の方と共に森林サービス産業の先進地を見学してきました。
この日程は上松町の日程に須坂市が乗っかる形で実施されたので、残念ながら須坂市の関係者は都合が合わなかったので私と同じく森林事業を行っている小田隊員と二人で参加しました。
Nagano Forest Village
旧キャンプ場をリニューアルして出来た施設です。
グリーンシーズンの集客拡大を目標に開発が進められ、今では長野市街地から30分という立地もあり子供連れの主婦層の方々にも来てもらえるようになったとのことでした。
リニューアルにあたって、駐車場を拡大したものの、グリーンシーズンには周辺の道路が混雑するほどの賑わいだったとのことです。
森の駅 Daizahoushi
ここのメイン施設です。
中にはカフェやマルシェ、ツリーハウスなどがあります。ポイントは子供を連れた主婦でも楽しめる作りになっていることでした。
初めに長野市や施設管理者の方々から施設の説明を行なって頂きました。
ツリーハウスの横には休憩エリアが。
休憩エリアでお母さんたちが談笑しながら、ツリーハウスで遊ぶ子供達を見守れるようになっているとのことでした。これなら子供たちは思いっきり遊べるし、お母さんたちの目の届く場所にいるので安心してくつろげますね。
マルシェでは地元の食材や加工品が沢山販売されていました。
梱包もオシャレで統一感があり、素敵な空間になっていました。
レストランで販売されているランチはどれも美味しそう(実際美味しい)で、盛り付けに使われているお皿も木製でオシャレでした。
星野リゾート・北軽井沢星野エリア
言わずと知れた星野リゾートですが、ここでも一工夫された施設があるのでご紹介していきます。
ケラ池スケートリンク
ケラ池に隣接される形でそびえ立つ「ピッキオ」。ケラ池は冬季には自然+人口的に凍結させてスケートリンクなります。
スケートをする人を眺める形で「ピッキオ」のカフェがあるので、スケートをする子供をカフェで談笑しながら見守る親のような構図が出来るので、親子で楽しめる工夫がされていると感じました。
この日は撮影?が行われて、出演者がスケートリンクにいた影響でスタッフの人に撮影は止められてしまいました(スケートリンクを撮りたいだけなのに…)。
ハルニレテラス
平日なのに人通りが多かったですが、流石に真冬だけあって寒さを感じました。
そんな中、冬だからこそ楽しめる氷を使ったゲー部が出来る「軽井沢フローズンフィールド」が開催されていました。
きたもっく
ルオム(自然に従う生き方)を基本理念に、地域の森林資源を活用して6次産業化に取り組んでいます。
観光業を入り口に、都市の需要を取り込む(3次産業)
素材やエネルギーを地域で調達し、価値化する(1次・2次産業)
北軽井沢スウィートグラス
5つのキャビンと120区画のテントサイトから事業がスタートし、2012年11月、宿泊棟全棟に薪ストーブを設置したとのことです。
通年営業のキャンプ場で年間10万人が訪れます。
宿泊棟の並ぶ様子は一つの村のようです。
あさまのぶんぶん(製材所)
地域資源を新たな価値に変えることを命題とした地域資源活用事業部のポータルサイト。取扱うのは、薪、はちみつ、薪ストーブ、リフォーム、原木、天板、建材、ツリーケア。一見バラバラに見えるますが、すべて「山」繋がりです。
ファクトリー内には薪製造部門の「あさまの薪」があり、乾燥室のボイラーは薪を利用しています。
今春には新たな薪製造施設が完成予定であり従来より早く薪の製造が可能になり、見学者も想定して周辺通路を広めに設計しているとのことです。
ここでは広葉樹をメインに製材しています。
あさまのぶんぶん(ボイラー室)
ここでは薪の水分を飛ばすためのボイラーが設置されており、燃料は木の端材とのことで木材を持て余すこなく使用していました。
真冬だと暖かくて心地良い室内。
あさまのぶんぶん(あさまの薪)
ここでは軽井沢、御代田町、北軽井沢、長野原町、嬬恋村を中心に、薪ストーブに使用する乾燥薪や玉切り、原木の販売を行っています。
ルオムの森
築100年を超える洋館では百蜜(標高と季節、採取場所に分けた細かなラインナップが特徴)の販売を行い、薪ストーブの展示・販売を行う「あさまストーブ」事業部があります。
2020年10月に「スウィートグラス・アドベンチャー」の営業を終了しました。木にダメージを与えないための設計だったとのことでしたが、完全に無傷であったわけではなく、設備の老朽化も相まって、自然に返すという理由で設備を撤去して営業を終了したとのことでした。
TAKIVIVA
宿泊型ミーティング施設の「TAKIVIVA」は「シェルター」と「焚き火エリア」で構成されています。
仲間と過ごすことで個人の力、集団の社会性、ポジティブな創造性が養われるとのことです。
ここではフィールド事業部長の土屋さんから「きたもっく」の事業説明をして頂きました。
まとめ
この一週間でオープン・ラボと先進地視察まで行ったので、色々あって忙しかったです。
自分一人だけ突っ走っても何にもならないので、一度状況を整理して共有していきたと思います。
まずはブログを書いてこれまでのまとめと振り返りをしようと思った次第です。
先進地視察は今回で終わりではなく、今後も開催の機会はありますので、次回は一人でも多くの方に興味を持って頂き、ご参加頂けるように頑張って取り組んでいきたいと思います。
コメント
この事業の最終ゴール教えてください
ブルブルファーム20
ご覧頂きありがとうございます。
地域おこし協力隊の野澤です。
ご質問頂いた件について回答させて頂きます。
本事業の目標は以下の3つとなります。
①「森林サービス産業」の創出
② 移住・二地域居住・関係人口の創出
③ 持続的な森林・景観の維持管理