有名なキング牧師の演説の冒頭を引用したタイトルで大変恐縮ですが、私にも夢があります。
このブログは後で見返すと恥ずかしい内容であること必須ですが、今の気持ちを書き綴ることで後で見返したときに「この時、こんな想いだったんだなー」と。
理想から現実と向き合う
協力隊として須坂市に移住し、ご縁あって峰の原高原の空きペンションに住んでいる今。
協力隊になる前は「空き家を改修して拠点として交流の場とし、敷地内に小さなキャンプ場を作って自分の好きなことして楽に過ごそう笑」などと考えていましたが、それは幻でした笑
これからの協力隊生活が成功するか、失敗するか…
峰の原高原は限界集落へ
峰の原の人口と年齢層から、後10年もしない内に限界集落になります。
限界集落とは、定義として65歳以上、人口比50%以上。高齢化が進み、共同体の機能維持が限界に達している状態を言います。
引用:Wikipedia>限界集落
これまで峰の原高原では約10年毎に地域活性化のイベントが発生していたそうですが、もはやあと10年と言っている余裕が無いくらいの状況になっています。
自然に返すという選択肢もあるけど…
形あるもの、いつか滅びる。
最終的にはいつか峰の原は自然に帰るのだろうけれど、ここに魅力を感じて移住してくる方もいるのも事実。
きっと、こういう雰囲気が好きな人もいるんだろうけど、峰の原という場所を知らないパターンもあるのだろうと勝手に想像していますが。
今もペンション経営をしている方や移住してくれている方もいるし、これまで峰の原の環境を地域皆んなで守ってきた歴史を考えると、協力隊として自分がいる以上は「出来ることをしていきたい」という気持ちです。
「自称」峰の原好き、4人目の協力隊員
峰の原高原を拠点に活動している協力隊は私で4人目です。
過去の3名は「峰の原高原観光協会」所属で、私は「須坂市政策推進課」所属なので厳密には4人目という表現は異なるかもしれませんが、市役所所属なので須坂市内や市外にも出向き、峰の原高原のPRと景観整備の担い手創出に向けて活動しています。
「自称」峰の原好きというのは、本当に厳しい冬を経験していないためです。
まずは冬を乗り切り、峰の原区のイベントに参加して区民の皆さんと交流しつつ認知してもらい、3年の任期を終えても事業化に成功し定住出来るまでは「自称」を名乗ろうと思います。
森林サービス産業の可能性
今から約50年前にペンション、別荘、寮として分譲が始まった峰の原地区。
そこでちょっと昔話。
そして現在、木が育ち過ぎて展望が無くなってしまい、木を切って欲しいという要望多数。
けど、道路や電線、隣接するペンションがあるので特殊伐採になり、とても高額。
でもこれは峰の原地区に限った話ではなく、全国で同じような状況の場所多数。
長野県は海なし県で森林面積が大きいため、森林の利活用を推進しています。その中の取り組みの一つが「森林サービス産業」なのです。
森林の景観整備を行いつつ、間伐材は価値あるもの(薪やウッドチップ、家具、建材へ)に。
それらの作業を行いつつ事業化を行い関係人口の増加、移住者の増加を促すもの。
この取り組みについては進捗を今後も発信していきます。
ペンション改修、賑わいの場へ
峰の原の空きペンションは中々売れません。
何故なら、ペンション経営をしない人からしたら敷地と建物が広すぎるのです。
水道光熱費は相当かかります。
加えて築年数が古いので常に何かが壊れます。その回収費だけで結構な額に…
リフォームしようなら金額は更に膨れ上がり、この先まともに住むなら1千万かかるとも。
そんな中、現状一人で維持管理しているので、人手もお金も足りないのです…
脱、ぼっちちゃん!
引っ越した直後に某ロック的なアニメのタイトルでブログを書きました。
それから色々な経験(主に虫)をしてきましたが、今もやっぱり「ぼっちちゃん」です。
あっ、一人でペンションに住んでいるという意味で、峰の原にお住まいの皆さんとは仲良くさせて頂いています!
この先、ここを拠点にしていくには仲間が必要だと痛感…
同じ志を持った仲間が一人、二人と増えて共にここを整備していき、移住体験場所として発展させていきたい!んで峰の原を気に入って貰えるように環境整備して移住して貰いたい!
そして自分の活動に感銘を受けた老紳士がリノベ費用を払ってくれたり(こういう思想があると絶対叶わないだろうなぁと思いつつ、あえて書く笑)。
叶えたい夢、夢は大きく
夢は大きくないと、目指すなら高い目標でないと。
「出来る訳ないじゃん笑」、「何言ってんの笑」くらいが丁度良い!
空きペンション&別荘&土地ゼロへ
空きペンションは朽ちていくことで景観が損なわれます。とはいえ、取り壊すにも600万とか700万必要とも言われているので金銭面でも難しいところです。
森林サービス産業を通じて少しでも移住者を増やせるように、空きペンションや別荘や空き地が売れるように。
そして新たな分譲地が求められるように。
枝道看板が足りないくらい世帯数増へ
今年の5月に峰の原の枝道看板(通称:⚪︎⚪︎番タヌキ)の更新作業をお手伝いしましたが、残念ながら設置数減…
そこで思いました。
この看板が足りなくなるくらい世帯数を増やしたい!
看板が足りない議論も巻き起こしていけるように頑張ります。
子供達の声が溢れるように
子供の声が聞こえると安心します。
自然の中で育児をしたいと考えているご夫婦にはうってつけの峰の原高原。
しかし、環境だけでは暮らせない…インフラが無いと。
世帯増から後述の公共交通機関の復活を目指します!
公共交通機関の復活
現状、峰の原高原までの公共交通機関はありません泣
昔はバスが通っていましたが、今は麓の仙仁温泉止まりです泣
マイクロバスでも良いから通してほしい。
「峰の原に遊びに来て〜」と言っても若者や高齢者には「交通手段が無い」のです…
採算が取れない路線は廃止…それは分かっています。なら採算が取れるように人口増えて往来が増えれば良いのでしょう!?
『増えぬなら、増やして見せよう、ホトトギス』
2年後の君へ
進撃の巨人のようなタイトルですが、来月で協力隊として着任してから1年になります。
これまでの協力隊としての月日はあっという間に過ぎました。
何もかもが新鮮で、新しい経験ばかり。残り2年もあっという間に過ぎてしまうのでしょう。
だからこそ、2年後の君へ問う!
森林サービス産業はどうなった?
森林整備は進んでいるのか?仲間は増えたか?移住者は増えたか?
知りたいことは盛りだくさん!こっそり現代に来て答えを教えておくれー!!
生ハム工房&製造は上手く行ってる?
工房DIYは無事に終わったのか、保健所の許可は出たのか?販路は確保出来たのか?そもそも美味しく出来たのか?
これも知りたいこと盛りだくさん!
ペンションリノベどうなった?
今住んでいるペンションは少しは綺麗になっただろうか。
リノベ仲間が増えているだろうか。
薪ストーブか暖炉は出来ているだろうか…
仲間増えた?卒業後も峰の原で暮らせそう?
志を共にする仲間は増えただろうか。ぼっちは卒業出来ただろうか。
地域の人たちと良好な関係は築けているだろうか…
答えは無い…進むのみ!
結局、答えを探しても見つかる訳がないので自分のやっていることを信じて進むのみだと思います。
社会人時代と違ってマニュアルが有る訳でも無いし、定年まで給与が貰える訳でも無いので、3年後無職にならないように無視しない程度に程よく頑張ります。
私の結末は2年後のお楽しみ!
コメント