須坂市地域おこし協力隊の宮澤です!
峰の原高原の植物からパン酵母を起こすために、現在色々な植物で酵母液づくりを行っている最中。
3/23-3/27日のやまじゅうさんの出店の時、レジ横で酵母瓶の展示もさせていただきました。
5日間の出店についてはこちらから↓↓
酵母液の完成はいつ?
今は酵母液たちは私の自宅で一緒に過ごしています。
今後、出来上がった酵母液は強力粉と混ぜてパンの「元種」にします。
酵母液をそのままパン作りで使用するよりも発酵力が強くなり安定してパンが焼けるようになります。
酵母液は何日で完成!というのが明確に決まっていないので、液の状態を見て完成かな?と思った段階で元種にしていきます。
よく言われるのはしゅわしゅわと発泡してきたら出来上がり。
酵母は糖をアルコールと炭酸ガスに分解するので、発泡が活発なほど発酵が進んでいることになります。
この炭酸ガスがパン生地を膨らませる役目を果たしてくれています。
酵母液を食す
今家にあるのは6つの瓶。
砂糖水+植物を入れ酵母液の実験中です。
2週間~2ヶ月経っているもの。
発泡の具合だったり、香り、色の変化を観察しながら酵母液の完成を待っています。
まだ確かめていないのが酵母液の「味」。気になりませんか…?
ということで、酵母液試飲パーティーを開催します。(食レポにお付き合い下さい)
No.1「まつぼっくり」
アカマツ(たぶん)のまつぼっくり。
発泡力は飲み終わりのコーラくらいのよわ〜い微炭酸。
ネイチャーセンターの匂いがします(?)マツの木の匂いなんでしょうか。
ずっと嗅いでいると鼻に残る刺激臭がするので嗅ぐ時は一瞬で。
この刺激臭を感じてしまうと
チョットノミタクナイナ…
5分くらい迷って飲みました。
味は割とすっきりとしたミント系。薬っぽい感じが少しするけど、匂いの割には飲めなくない味です。
No.2「シラビソ」
マツ科モミ属の常緑針葉樹。
量が少ないからかあまりあまり発泡せずでしたが、2ヶ月経っているので熟成された香りがしました。少しアルコールっぽい感じも。
まつぼっくりと同じ様な清涼感のある香りと味ですが弱めです。刺激臭や薬っぽさも無く飲みやすいです。
No.3「マユミ」
ニシキギ科の落葉樹。
発砲力はシラビソと同じくらい。
市販のお酢ほどではないけれど、酸っぱい香りがします。
味は最初にお酢みたいな酸っぱさが来て、後味はかぼちゃ?栗?何か芋系の風味がします。
No.4「アカマツ」
左が2ヶ月、右が2週間の酵母液です。
圧倒的発泡力…!
溢れるとかじゃなく、飛び散るレベルで勢いよく発泡してます。
バットがなかったら大惨事でした笑
味はまつぼっくり、シラビソあたりと同じ様なすっきりとした味。アカマツは1番癖がなく、ジュースとして普通に飲めるくらい飲みやすい気がします。
No.6「ドイツトウヒのまつぼっくり」
1番最後にすごいの持ってきちゃった感…
発泡力は溢れるほどでは無いですがそこそこ。
No.1のまつぼっくりがネイチャーセンターの香りでしたが、こっちは病院の匂いがします(??)
刺激的な匂いはないです。
薬っぽさはまつぼっくりに共通するのでしょうか。
味はNo.1と似たような感じですが、とっても渋い!口をすぼめる位渋みが強かったです。
元種を仕込む!
マユミ以外は、すっきりした清涼感のある味が共通していました。
マツ系特有の味なのかもしれません。
これがパンになった時にどんな味を生み出すのか…!楽しみです!
6つの瓶の発泡具合で、アカマツが完成してそうだったのでアカマツの酵母液で元種を仕込みました。
次に良さそうだったドイツトウヒのまつぼっくり酵母液も試しに仕込んでみます。
強力粉:酵母液=1:1
今後どう変化するか、、乞うご期待!
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