須坂市地域おこし協力隊の宮澤です!
現在、峰の原高原の植物からパンを焼くための酵母を探しに菅平高原の実験所の金学研究室の先生にお世話になっています。
オブザーバーとして山岳微生物学の3日間の集中授業に参加しており、本日が2日目でした。
ここまでやってきたことを少しご紹介します!(3日間フルVer.は後日またブログで更新予定です)
発酵食品を仕込みまくる

山岳微生物学…なんか難しそう…とちょっと身構えていたのですが、手を動かす作業が多めで体験しながら学ぶことができます。
実習もたくさんの種類の発酵食品の仕込みから。
~今回作る発酵食品~
味噌・甘酒・テンペ・ジュースパン・天然はちみつヨーグルト・松葉サイダーなど…
甘酒は2日目には出来上がり実際に飲んでみました。
温かく優しい甘さ。こうじとお水だけでこんなおいしい飲み物ができるってすごいことだなと思いました。素晴らしいこうじパワー。
今回初めて知ったのですが「テンペ」という発酵食品も仕込みをしました。
大豆などをテンペ菌で発酵させたインドネシア発祥の発酵食品です。大豆を納豆菌(枯草菌)で発酵させたものが納豆になります。
出来上がっている黒豆テンペを試食させてもらいました。
味はきつくない納豆という感じで、一粒一粒バラバラではなく固まっている状態なので食べ応えがあります。
煮物や唐揚げなど使い方も様々でお肉の代わりにもなりそうです。
酵母のサンプリング

2日目はフィールドへ出て、酵母のサンプリングを行いました。
自然界に生活している菌類を採取しに行きます。
といっても生育している姿を直接見ることはできないので、野外から、土、植物の葉・実、動物糞などを採取し付着している菌を分離させます。

今回私が採取したのはこちらの4種類。
左からシラビソ・マユミ・雪・まつぼっくり。
採集した試料と砂糖水を密閉容器へ入れ保存します。(雪だけは寒天培地で培養させます。)
この後は以前私がやったりんご酵母と同じで、しゅわしゅわしてくるのを待ちます。上手くいったものをパン種として仕込んでパンを焼くという流れになります。
まつぼっくりからパンが焼けるかもしれない…!?と想像するだけでワクワクします。
今後、どのような変化があるのか経過観察が楽しみです!
コメント