HPレイアウト変更しました@2023.8.3_野澤隊員

次年度のリベラルアーツプログラムを企画中!Vol.3

Art in Suzaka ~これもアートなんかやぁ~

予告編、完結版✨
毎週お届けしてきた、次年度のプログラムちら見せ連載、ついに最終回です🌱
今回は、実際にどんなことするのかやぁ?というお話です🙌
応募は次年度以降となりますが、ご興味のある方は是非お気軽にお問い合わせください✨
(Vol.1-2を読み逃したよという方は、こちら👇)

探究と表現のコレクティブ・ラーニング

前回までのトピック)
持続可能な未来を考えることをテーマに、現代の文化の「当たり前」を問い直し、参加者自身が探究したり表現したりする連続プログラムを企画しています。
コラボレーターのアーティスト・北澤麻希さんと、山際をファシリテーターに、計10回程度、毎回異なるテーマで、多様なメディアを使ったプログラムを実施する予定です。

これは、いわゆる「ワークショップ」や、「教育プログラム」とは少し異なる、新しいアートプラクティスの実践日本ではまだあまり取り組まれていない、探究と表現のコレクティブ(集団的な)な学びの現場に、立ち会ってみませんか?というお誘いです。

「わたし」から「世界」まで:表現者として探究する

全10回程のプログラムは、「わたし」の探究から始まり、「街」や「地球」まで、私達の生活に関わる様々なトピックについて、哲学的な視座を盛り込みながら探究し、多様なメディアで表現する予定です。

プログラム1:「わたし」の多面性・可変性・複数性を知る

・少し変わった”自己紹介”や、哲学対話を通して、「わたし」の多面性・可変性・複数性を知る。
・最終回のセレモニー用に発酵系ドリンクを作り、時間の経過を飲み物で表す。

プログラム2:「あなた」の「理想の生活」に出会う

・世界各地の人の生活や、その理想を知ることで、様々な共通点や相違点を知り、「わたし」の当たり前が、「あなた」の当たり前ではないことを知る。
・「わたし」の理想を考え、「わたしたち」の理想を考え、マルチメディアのコラージュで表現する。

プログラム3:「経済」や「価値」について考える

・市場が決めた価値や、貨幣の交換だけではなく、自分で価値を考えたり、その交換方法を考えたりすることで、「経済」や「価値」のあり方について考える。
・大切な人に0円でギフトを作り、プレゼントする。

プログラム4:「消費者」ではなく「表現者」として行為する

・人類の衣食住の歴史に触れながら、生活の当たり前を見つめ直し、料理や衣服など、日々触れるものに「消費者」としてではなく「表現者」として向き合い直す。
・自分にとって大切な意味を持つ衣服や料理等を作る。

プログラム5:「地球」の誕生から現在地までを歩く

・46億年の地球史を、4.6kmのルートを歩きながら体感的に学ぶことで、わずか200年程で地球環境を大きく変えてしまった人類の現在地について考える。
・Deep Time Walkを実施し、地球史の道程の中で出会った「アクター」を一つ選び、リサーチする。

プログラム6:「街」や「法」の持続可能性を想像する

・自分が考える理想の生活=街を振り返り、前回選んだ人間以外の「アクター」の視点で街づくりをした時との合致点と矛盾点を照らし合わせる。
・「わたし」と「あなた」の心地よさが共存する「街」や「法」の在り方を提案する。

プログラム7:「表現」としての「仕事」の在り方を共創する

・「仕事」を「世界を美しくするためにできること」として捉え、「わたし」と「あなた」と「地球」にとって必要な仕事について考える。
・哲学対話で、改めて自分にとって大切な問いを考え、その問いを考え続けていく「表現」方法を想像する。

プログラム8–9:自分にだからできる「仕事=表現」を実践する(個人プロジェクト)

・各々が自分だからこそできる表現にトライしてみることで、プロジェクト終了後も続けていける取り組みについて考える。
・現代アート作品の観賞と対話を通した多様なインプットと、相談セッション。

プログラム10:これまでのあゆみを祝福する(セレモニー/展示)

・約1年間の軌跡を振り返り、新たな出会いや、学んだこと、その時間を過ごした「わたし」と「あなた」と「地球」を祝福し、感謝するセレモニー。
・初回に作ったドリンクを飲みながら、これまで共に過ごした時間について振り返る。

※上記は、現時点でのプログラム案となりますので、実際の内容は異なる場合がございます。
※参加対象は、10代以上を想定しております。

4月頃から参加者募集開始、5月中旬以降にプログラム開始予定!

さて、いかがでしたでしょうか?👀✨
中々一言では伝わらない「アートプロジェクト」ですが、なんとなくイメージや想いが伝わりましたら幸いです。「アート」と言っても、日々の生活と離れたところにあるのではなく、まさに、今目の前にある生活に、新たな視座を加えたり、遠くにある日常や物語、人間以外の視点などと接続することで、「今ここ」と、未知に溢れた「世界」を繋いでいくことに本質があるのではないでしょうか。

哲学者のダナ・ハラウェイは、この行為を「Worlding(ワールディング)」と呼んでいます。「世界」はどこかにあるのでも、人口衛星から見た地球のことを指すのでもなく、私達が日々、多様なアクターと接することで、作り出し、境界を揺らがせていくもの。その境界を、自在に揺らがせていけるのが、アートであり、探究であり、表現なのではないかと私は考えています。

そうすることで、この「世界」に溢れる不思議さ、美しさを楽しみ、日々に愛着が湧くからこそ、持続可能な生活・社会・地球の在り方についても考えられるのではないか。その、きっかけを作るプログラムにできたらと、日々準備を進めている次第です。

「なんだかよくわかんなけどちょっと気になるう」と思ったら、ぜひ、お気軽に参加していただけたら嬉しいです😌✨本プログラム以外にも、年明けから単発のプログラムも実施予定ですので、会場でお会いできるのを楽しみにしております🌱
ここまで読んでくださった皆さま、どうもありがとうございました〜😭✨

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