毎日夕方になると聞こえてくる「防災行政無線」のメロディー。長野県須坂市でも例外無く流れてきます。…が、須坂市の場合は移住者にとって今まで聞いたことが無いメロディーです!
移住してから今まで気にしているようで気にして無かった、この曲についてスポットを当てていきます!!
そもそも、どんなメロディーなのか!?
須坂市にいないと聞けないメロディー、須坂市以外の方(見てくれていると信じて)は何を言っているのか分からないと思うので、そんな方はyoutube動画をご覧ください!
ちなみに、季節毎に流れる時間が違います。要チェックや!!(ノース隊員風に)
1月 | 16時30分 |
2、3月 | 17時00分 |
4〜8月 | 18時00分 |
9、10月 | 17時00分 |
11、12月 | 16時30分 |
曲名は「百々川橋の夕暮れ」
曲名は須坂市役所のHPにある「よくある質問とその回答」に載ってました。
「百々川橋の夕暮れ」という曲名といいます。
現在、市の防災行政無線で流している曲は、「百々川橋の夕暮れ」という曲です。
この曲の原曲は、「水くれトーバンズ」というバンドの皆さんが作曲した「百々川橋」という曲で、これをオルゴール風にアレンジしたものです。
「水くれトーバンズ」は、須坂のご当地ソングを歌って須坂を全国に広めようと集まった市内に住む7人の皆さんが、2006年に結成したバンドで、須坂市内で開催されるイベントを中心に演奏活動を行うほか、長野市や中野市など北信一帯で活躍しています。変更した経過につきましては、平成19年2月から、市内のオカリナ奏者の方による「夕焼け小焼け」を使用していましたが、1年間を経過したことや、防災無線を使用しての拡散した放送となるため「聞きづらい。」といった意見を踏まえて変更しました。
引用:須坂市>よくある質問とその回答
ご当地バンド「水くれトーバンズ」って何だ!?
市の回答の文章に出てきた「水くれトーバンズ」。そして「百々川橋」という曲。
流れるように書いてあるけど、移住者の私(時代背景が好き)からしたら避けては通れない!
このバンドについてももっと知りたい!と思ってネットで調べてみると、バンドのHPを発見!!
ここでバンド名の由来が記載していました。
なるほど、「水くれ」は須坂地方の方言だったのですね!
水くれとは、須坂地方の方言で、お花に水をやることを「水くれ」といいます。学校などでは、「水くれ当番」などと日常的に使用します。須坂の素晴らしい方言を全国に広めようと、須坂deSNSに集まったメンバーで結成した須坂ご当地ソングバンドが水くれトーバンズである。
引用:MizukureTOP
百々川橋の曲を聴こう!
バンド名と曲の名前も分かったところで、いよいよ「百々川橋」の曲を聴こう!
その前に、まずは歌詞から学びましょう!
これで明日から口づさみながら聴けますね♪
百々川は、ながれている 魚たち、いないけど
百々川の、そばで二人、 およいでいた
百々川で、さくあの花、 あなたにも見えていた
百々川で、見たあの花 もう見えないあーなーたーにー つたえたい、百々川の夕日
あーなーたーとー 歩きたい 百々川橋百々川は、ながれている 君はもう、いないけど
百々川を、ぼくは一人 ながれていくあーなーたーにー つたえたい、百々川の夕日
あーなーたーとー 歩きたい 百々川橋ぼくらはー ながれてく とおいとおいとこへ
引用:MizukureMusic
いーつーまでーもー 歩きたい 百々川橋
と思って調べたところ、Google先生に聞いてもパッと出てこない…
「水くれトーバンズ」HP→youtebe→動画リストを巡り、ようやく辿り着くことが出来ました。
動画は2008年11月2日 オトナリ飯綱高原ペンションピノキオライブで撮影されたもの(みたいです)。
2008年、「水くれトーバンズ」活動休止
「水くれトーバンズ」のHPは2008年で更新が止まっています。
何となく感じていましたが、調べたら2008年で活動を休止していました…残念。
以下は当時の須坂新聞の記事(抜粋)より。
須坂をPRするご当地ソングを歌っていたバンド「水くれトーバンズ」は昨年で活動を休止したことから、これまでのイベント出演などで得た10万円をコスモス街道の花づくりに役立ててと東中に寄付した。代表の鍛冶稔也さん(須坂市亀倉町)とkenさん(長野市)が同校を訪れて生徒に手渡した=写真。同校ではベイシア財団からの助成金と合わせて、新しい耕運機を購入した=写真。
引用:いけいけ須坂>須坂ニュース>コスモス街道に花が咲く〜「水くれトーバンズ」が寄付
水くれトーバンズは2006年に結成され、市内外のイベントなどで須坂市をPRするオリジナルソングを演奏してきた。活動休止に当たり出演料などのお金を須坂市に寄付。「水くれ」のバンド名にちなんで、コスモス街道を整備している東中に贈った。
鍛冶さんとkenさんは「須坂市は花づくりが盛んで、東中生が頑張っている姿をよく見かける。これからもいっぱい花を育てて」と話した。
ですが、活動休止してから15年後の本日も「水くれトーバンズ」の「百々川橋」をアレンジして生まれた「百々川橋の夕暮れ」という曲は流れ続けています。
移住して数ヶ月の私でも、この曲を通じて須坂市の歴史に触れることが出来ました!
明日からは夕方になると、「水くれトーバンズ」のことを思い出すでしょう♪
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