須坂市地域おこし協力隊の野澤です。
GW後半は天気が良く暑くなりましたね。峰の原高原は涼しく、快適に過ごせましたが、白樺花粉の猛威に晒されて目が痒く、鼻水が止まらない日々を過ごしています…
そんな今回は今年の1月に申請していた「元気づくり支援金」について、長野地域の採択結果が発表されました。
タイトルで遊戯王の有名な次回予告並のネタバレかましてますが、結果と今後の活動内容について触れてみたいと思います。
申請事業は不採択となりました
森林サービス産業を通じて関係人口の創出に取り組んでいますが、峰の原高原に来てもらうために、交流拠点を整備していきます。また、高原の特色を活かした生ハムという特産品作りも行っており、協力隊単体としてでは無く、地域も含めて皆んなで一緒に進めていけたらと思い、申請した次第です。
細かな内容は申請時にブログにまとめてあるので、合わせてご覧頂けると幸いです。
長野地域の採択(内定)一覧はこちらからご覧いただけます。
残念な気持ちと悔しさ
都市部から地方に移住して来る地域おこし協力隊。
知らない土地で一から人間関係を構築しながら起業を目指す取り組みを行っているわけですが、やはり新規事業は過去の実績という面では弱く、この辺りが信頼性に欠けると評価されてしまったのかな…と感じました。
とはいえ、単純に私の企画力不足でした。
何を書いてもただの言い訳になってしまうので、ただ、自分の実力が足りなかったんだな。と感じ、凹みました。
支援金を有効に使える自信があったので、とにかく悔しい。協力隊になって初の挫折です。
元々、支援金が貰えなくても事業としては進めて行くと言っていたので、これまでの構想を止めるつもりはありません。
この悔しさをバネに頑張ります!
一歩前に進む勇気が欲しい
とはいえ、起業するためには資金が必要です。
その資金は①自分で貯蓄する、②補助金を活用する、③融資を受ける、④クラウドファンディングをする、などあります。
①は協力隊になってから社会人時代と比べて年収は半分以下になり、これまで私財を費やして色々とやってきたこともあり、正直起業するだけの資金力は残ってません。
②ですが、起業時の資金として補助金で全て賄うということは出来ない(そもそもその補助金自体ほとんど無い)のであてに出来ません。
ということは③か④になるのですが、④はリターンありきなので、現状ではすぐにリターンが準備出来ないですし、リターンを準備する手間暇が面倒過ぎる…ファンを獲得するという意味で協力隊卒業間際には行いたいと思ってはいます。
となると費用対効果と即効性を考えて③融資を受けるというのが残された協力隊の期間の中で一番有効かな、と考えたらしています。
融資=借金なのか??
イコールでは無く、先行投資だと思います。
ただ、「事業が上手くいかず返済出来なかったら?」と考えると怖いです。自己破産になる?借金に追われる人生になる?などヘタレネガティブ根性丸出しです。
ではリスク回避で協力隊のうちに給与を貯めて出来る小さな範囲からノーリスク(もしくはローリスク)で始めるか?ですが、この場合はノーリスクハイリターンという状況にはならないと考えていて、ノーリターン(ボランティア級)もしくはローリターン(アルバイト級)にしか、ならないと思います。何故なら資金をかけないとそれなりのクオリティになり、それなりのものしか出来ないのでそれなりの値段しかつかないと考えているからです。
起業している人、個人事業主の人、本当に凄いと思います。
起業の大変さを感じる
そう考えると起業というのは物凄く大変なものなのだな。と感じます。
我々、須坂市政策推進課に所属する協力隊は起業を目指す「信州須坂モデル」を掲げていますが、初めは起業に魅力を感じていたものの、これまで活動して体験してきた中で、起業は生半可な気持ちや行動力では出来ないと感じ、かなりハードルが高いものだと感じました。
その起業という名のハードルを超える勇気が今の私には足りません。
しかしながら今のまま安牌を選び続ける道を選択しても1年半後の協力隊任期卒業時には、峰の原高原で暮らしていけるだけの収入は無く、峰の原高原を去り、都市部に移住して別の職に着くことになる未来が見えます。
前に進むあと一歩の勇気が欲しい。
・交流拠点の整備費用
・生ハム工房の整備費用
この2点の事業費をどのように捻出するか、そろそろ決断しないと時間が無い。
決断の時、迫る。です。
続く…
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