最近ではすっかり中の人として定着してきた「芋弟者(いもおとうとじゃ)」。
なぜ「芋弟(いもおとうと)」にしないかというと、「妹(いもうと)」っぽい響きで女性っぽいので、男らしさを追求するため「芋弟者(いもおとうとじゃ)」と名乗り始めたのがキッカケです。
そんな「芋弟者(いもおとうとじゃ)」ですが、5月の信州芋煮会でその役割がひと段落したので、これまで感じてきた「信州芋煮会」への思いを述べていきたいと思います。
始まりの2022年10月
脱サラして兵庫県から長野県に移住し、協力隊として着任したその日の協力隊報告会は今でも鮮明に覚えています。
我らの「芋兄(いもにぃ)」が「信州芋煮会」への熱い思いをぶつけたのです。
芋煮のコンセプト、あるべき姿など2時間くらい話していたような感覚です。
協力隊の活動報告よりも白熱する芋煮議論、「とんでもないところに来てしまったのでは…」そう思った協力隊初日でした。
出店の連続だった11月
芋煮議論から「信州芋煮会」は飛躍的な進化を遂げています。
「芋兄」が毎月レシピを考え、味の向上を行いました。そして集客にも力を入れました。
そして美味しい芋煮が出来て、人が人を呼び、「信州芋煮会」のクオリティと参加者が右肩あがりで増えていくのです。
それと同時にイベント出店ラッシュとなりました。
この時期、5週連続で「信州芋煮」を出店しました。
毎週来なわれる芋煮の準備に「芋煮を作るために協力隊になったのか!?」と思うほどでした。
冬季は原点回帰
流石に出店し過ぎて協力隊活動の活動時間が削られたので、12月頃に再度「芋煮議論」が巻き起こります。
「芋煮で事業を立ち上げるのか?」
という問いかけに足して、我々の答えはNO!だったため、イベントが無くなる(寒いから)冬季は「信州芋煮会」のみにして味のクオリティ向上に注力しました。
良いものを作ると良いことが起こる
年末くらいまでは「芋兄」の金魚のフンのように後ろにくっ付いているだけだった「芋弟者」。
しかしながら、ここで転機が訪れます。
それは【芋兄の不在】。
「信州芋煮会」の日、「芋兄」が不在で他のメンバーの多忙なため、「芋弟者」が立ち上がる時が来たのです。思えば、そう名乗り始めたのもこの辺りでした。
そして、『その日』を迎え、色々な壁を乗り越えて、やり遂げた時の達成感。
来てくれた人が自分の作った芋煮を「美味しい」と言ってくれた時の感動。
この辺りから自信がつき始め、「もっと美味しい芋煮を作りたい!」と感じるようになりました。
信州芋煮会の役割
当初から「芋兄」と話していたのですが、「信州芋煮会」はマルシェ出店のノウハウを学べる、いわば『チャレンジショップ』のようなポジションだと考えています。
この芋煮会をやり遂げることが出来る度、将来自分がマルシェに出店するときの自信に繋がると感じています。
接客やオペレーション、会計など基本的なことを学べる良い環境だと思います。
我々も不慣れな分「来て頂いた方達にはゆっくりくつろいで欲しい」ということで、まったり空間を提供出来るように協力隊みんなで会場作りをするように心がけています。
飛躍の春
冬の間に味やオペレーションの向上を行なった結果、人が人を呼び(ありがたい!)、来てくれる方がすごく増えました。
雨の日は「あっぷさいくる蔵部 U-ラボ」をお借りして屋内でも開催出来るようにしました。
そうしてイベントを途切れないようにすることで「毎月第三土曜日は芋煮の日」ということで覚えて頂けるようになって来ました。
肉フェスで経験値大幅アップ!!
5月27日(土)に須坂駅隣のイオン屋上で開催した「肉フェス」は来場者約5200人という大盛況でした。
その中で協力隊は信州プレミアム和牛を使用した山形風味の「信州芋煮」を出店し、過去最高の提供数となりました。
「芋兄」は運営側だったので「芋弟者」はこれまでで最高の芋煮を作ろうと精一杯頑張りました。この辺りのお話は以下に記載しています。
2023年6月の芋煮会
そして、今回はなんと言っても黒板アートが上手い子に手伝って貰って素晴らしいウエルカムボードが出来たのにお気づきだったでしょうか!?
芋煮提供脇にも素晴らしいアートを描いて下さいました!
いつも「今月は誰が描くか?」とチョークを押し付け合っていた我々からしたら、とてもありがたいです。
そしてお昼になると会場に準備した席とシートが満員になる程、沢山の方にお越し頂きました。
貴重な時間を割いてお越しいただけること、本当にありがたいことです。
今回、一点反省点がありまして、あまりに回転が早くて準備していた予備の鍋の具材が煮込まれる前にもう一つの鍋が空になってしまって提供時間に穴が空いてしまったことです…
お待たせしてしまった方、申し訳ありませんでした!
なぜ、「芋弟者」は一区切りなのか?
ここで、冒頭の一文に焦点を当ててみます。
なぜ、今月で「芋弟者」は一区切りなのか?ということです。
その答えは来月から「信州芋煮会」は夏仕様になります。
7月の予定は「流しそうめん」!!「信州芋煮会」だけど「流しそうめん」を計画しています。
そう、「信州芋煮」はお休みなのです。
ということで本日で一区切りついたので、「今日も最高に美味しい芋煮を提供しよう!」ということで頑張ってました。
嬉しいことに「美味しい!」と言ってくれる方が多く、頑張った甲斐がありました。
ただ、それは「糀屋本藤醸造舗」さんの美味しいお味噌と「アグリスA・コープすこう店」の直売所で美味しい野菜やキノコを販売してくれている農家さんのおかげなのです。
いつもお世話になっています。そしてこれからもよろしくお願いします!
芋煮は続くよ、どこまでも…
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