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会社員から協力隊へ、2022年の想いをまとめてみた

野澤の煌めき須坂録

2022年9月、会社員として歩んできた人生に区切りをつけました。10月に兵庫県明石市から長野年須坂市に移住し、地域おこし協力隊という道を選択しました。

そこに至るまでの想いと、これからの想いを書き示したいと思います。

有名な会社に入社したが、人生ゴールでは無かった

前職は自分の歩んできた人生の身の丈に合わないくらい大きな会社でした。

就職が決まった時は両親も非常に喜んでくれたし、自分も誇らしい気持ちになれました。

有名な会社に入社したら人生ゴール…

「そうゆう風に考えていた時期が俺にもありました。」(某グラップラー談)

仕事的問題

社長交代で状況が変わった

入社してから数年は楽しかったのですが、社長が変わってから会社としては約半世紀ぶりの大きな組織改革があり、そこから状況が変わっていきました。

人材を大切にしない部署と一緒になり、「ついてこれない奴は辞めればいい」的なスタンスを貫いているため毎年必ず新卒が辞める異常事態にも関わらず、改善は無し。

そしてその埋め合わせとして我々の部署から人材を出されることに…

どんなに頑張っても給与は変わらなかった

幸いにも給与は平均以上に貰えてました。

しかしながら、会社内で給与アップを目指すには昇進試験の1日のためだけに頑張れば良く、日々の仕事の成果は給与に反映されませんでした。

どんなに効率良く仕事をこなし、定時に帰ると「余力がある」と見なされ、仕事が出来ない&しない人の仕事で日程がショートしているものを押し付けられました。

しかも自分よりも階級が上の人の仕事です。何故自分より給与をもらっている人間の仕事を引き受けないといけないのか…

それなら仕事をしない方で怠けて手を抜いて、残業代を稼ぐためにダラダラと仕事をする人が高給取りで勝ち組だと感じました。

人を憎み、仕事の愚痴が増えた

ダラダラと仕事をしている人を見るとイライラし、楽しかったはずの飲み会でも仕事の愚痴ばっかり言うようになりました。

客観的に自分を見た時、「こんなのは自分じゃない!」と思いました。

昔の自分はもっと楽しく生きていたはず。

「それが社会人だ!」と言われたら、「そんな社会人になるくらいなら辞めた方がマシなのでは?」と感じました。

私生活的問題:西日本に2,000m超えの山が無かった!

兵庫に移住して3年経たずして日本百名山の西日本エリアは制覇しました。そこで一つ問題に気づきました。

西日本には2,000m超えの山が無いので、夏のハイシーズンに山に登るに長野に来る機会が増えたのです(2,000m未満の山は夏に登るには暑すぎる)。

西日本に2,000m超えの山が無いことは分かっていたのですが、実際に住むと本当に不便(これは山好きの自分に当てはめた場合なので、良いところは沢山あります!)。

仕事の件も相まって、それなら「手っ取り早く長野に住んだほうが良いのでは?」と思うようになりました。

コロナ禍と異動で将来を考え直した

コロナ禍で在宅リモートする日々を送っている中で、自分の将来について悶々としていました。

「定年まで残り人生の半分を西日本で過ごす!」と意気込んでいたものの仕事と私生活的な疑問を抱えて過ごす日々が続きました。

そして2022年4月、異動により今まで担当してきた業務から離れ、新しい仕事をすることになりました。

幸いなことに引き継ぎは上手くいったので業務に支障が出ることはありませんでしたが、また一から仕事を覚える自分…そこでふと思いました。

「あれ、自分がいなくても仕事は何も問題無くまわってる?」

「元の業務の知識が必要で無くなると、自分には何も残ってないな…」

などなど…

手に職を付けたいと思った

専門的な技術や知識を持っている人に憧れを抱くようになりました。「この人じゃないとダメだ!」って思われたいし言われたい!

自分の技量で生きていきたいと思いました。

長野に住みたいと思った

山が好き!登山は一生続けていきたいし、すぐにどこでも登りに行けるロケーションにある長野に住みたい!日常的に雄大な自然が見れる場所が良い!など色々と考えてました。

でも長野のどこに住んだら良いか…

2022年7月、転機が訪れた

2022年、年明けから田舎暮らしが出来る仕事を探すために色々な就職サイトを見てました。

当時は「継業」に興味があったので色々と調べていましたが、なかなか思い通りのものが無かったので時間だけが過ぎていたような気がします。

「楽園信州」で須坂市地域おこし協力隊の募集を見つけた

そんな中、どこかのサイトのバナーで「楽園信州」のサイトを開きました。

そこは長野県の移住に特化したサイトで見つけたときに「何故もっと早く見なかったのか…」と悔やみました…

そしてトップページをスクロールするとすぐに「須坂市 地域おこし協力隊募集」の案内が目に止まりました。

案内を見て「須坂ってどこ?」、「キャンプ中の経営?」、「薪ステーション?」など、他の地域にはない特色を見て興味津々になりました。

山の神キャンプ場で行われている「信州芋煮会」に参加した

前職では毎年7月の海の日前に連休がありました。電力消費量調整のために設けられている連休なので「電力休暇」と呼ばれていました。

その電力休暇の最中に「信州芋煮会」兼、現役&OBの協力隊員との交流会の機会が設けられていたので迷わず参加しました。

ここで話を聞けたのが協力隊OBの早川さんと現役隊員の小田さん、そして「信州須坂移住支援チーム」のお二人でした。

ここで色々なお話をさせて頂いたと思うのですが、実は詳細は覚えてません!(ごめんなさい!)

何故なら山の神キャンプ場ではヒグラシの鳴き声が鳴り響いたからです!

この鳴き声を聞いて「ここに住みたい!」と決めました。

決めたので協力隊としての福利厚生は気になっていましたが、あえて聞きませんでした。

理由は後述。

情報は仕入れない主義

自分が直感で決めたことに対して、その時が訪れるまで関連する情報は全く仕入れない主義です。

だって…

知らないほうがワクワクするじゃないですか!

もちろん、他にも理由はありますが、情報収集する中でポジティブな内容だけ集まるなら良いのですが、ネガティブな内容があると自分の決意が揺らぎそうな気がするのが嫌なのです。

なので、今回移住するまで長野県の情報のみならず、須坂市の情報も地域おこし協力隊の情報も全く調べてませんでした。

果報は寝て待て。猫みたいに気楽に構えてました

最後の有給を満喫した

長野に住むことが決定してから、次に西日本に来る日がいつになるか分からないので、日程が許す限り西日本を満喫しました。

といってもほぼロードバイクに乗ってました。

四国カルストが綺麗な姫鶴平まで登った

ここの凄いところはキャンプ場があるんです。写真の後ろにもテントが写っているのが分かると思います。

ここに登るまで熱中症になりかけるくらい汗かきました。

が、ここで食べるソフトクリームが美味なんです!

姫鶴平で記念に一枚
姫鶴平で記念に一枚

小豆島一周(通称:マメイチ)をした

この日はとても良い天気の1日でしたが、この時は9月、ものすごく暑いんです!

でも、海沿いを走れる気持ちいい道が続く…と言うのは理想で、実際は終始細かなアップダウンが続き、平坦な道はほぼありません。

でも綺麗な景色に癒されるのは本当です。

小豆島のお気に入りの場所で記念に一枚
小豆島のお気に入りの場所で記念に一枚

沢山の人たちが送別会に来てくれた

前の会社では沢山送別会を開いて頂き、沢山の人が来てくれました。

管理職や上司、同僚など選別を沢山もらって最後の挨拶をするため、みんなの前に立った時、泣きそうになりましたが、最後は笑顔でいたいので頑張って挨拶しました。

この日の神戸三宮での出来事は一生忘れない最高の思い出となりました。

移住前の最終日、大好きな藤江海岸で飲み会をした

いよいよ明日、明石を去るという前日、仲の良い先輩方と一緒に大好きな藤江海岸で飲み会をしました。

ここは地元の人しか来ない、淡路島と明石海峡大橋が望める静かな海岸線。

缶ビールとつまみを食べながらこれまでの思い出を語り合っていたらあっという間に夕暮れになってしまいました。

大好きな藤江海岸(奥に見えるのは淡路島)
大好きな藤江海岸(奥に見えるのは淡路島)

引っ越し当日、空になった部屋の中で

家具が無くなると「こんなに広かったのか」と感じるマイルーム。

何故かよく分からないけど、頭の中で鳴り響く「部屋とワイシャツと私」。

明石での思い出が走馬灯のように駆け巡る、管理会社に鍵を返すまでの時間が流れました。

空っぽになったアパート
空っぽになったアパート

移住後、すぐに根子岳に魅了された

協力隊として着任するまであと数日となり、空き時間をぼーっと過ごしていても仕方無いので四阿山から根子岳を周回しました。

そこで根子岳から見える圧倒的な景色に魅了されました!

山頂ではこれからの生活が良くなることを祈念。

下りにて「クレヨンしんちゃん」の劇場版で見たような雲が一つだけポツンと。不思議な魅力。

青空侍??
青空侍??

須坂市に来て3ヶ月が経過

3ヶ月と言うのは早いのか、遅いのかよく分かりませんが、協力隊として残された任期はあと2年と9ヶ月。

一日一日を大切にしながら地域のために、任期満了後に自立して行けるように努力して行く次第です!

2023年は今年よりも良い年に出来るように頑張ります。

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