先日、芋煮会にて現役協力隊の「公開報告会」があったのですが、これまでの活動をパッと説明する力量不足で、来てくださった皆さんにうまく伝わっていないかも…と実感🥺卒隊後のプランも説明させていただいたのですが、その前に、これまで須坂で活動させていただいてきたことを、一度俯瞰して見直し、伝える機会も必要だなと思い、今回のブログではそんなことをつらつらと書かせていただきます✨
3本の柱:参加型アートプロジェクト、教育プログラム、作品制作
私の活動は、多岐にわたるせいで一言で伝えづらい部分でもあるのですが、主に3つのカテゴリー「参加型アート」「感性教育」「作品制作」に分けられます。それぞれが緩やかに繋がっているのですが、今回の“前編”ではまず1つ目の「参加型アート=アートプロジェクト=コミュニティアート」についてお話させていただきます。
参加型アート?:「場」を作り、それぞれの「物語」に出逢う
まず最初に、「アートプロジェクト」や「コミュニティアート」と呼ばれる参加型アート活動。いわゆる、美術館での展示や、地域での芸術祭とは少し違い、地域に根差した参加型のプログラムを企画し、参加してくださった皆さんと、その「場」自体を作っていく、そんな取り組みです。
2年前から主催してきた、連続企画「ハロー地球!」では、「アート×哲学」「アート×生態系」「アート×料理」などなど、さまざまなトピックのプログラムを企画し、参加してくださる10数名の方と、その場限りの親密な「場」を作ってきました。「対話・探求・表現」を根幹に、10代〜70代までの様々な背景や人生経験を持つ皆さんと、手を動かしながらそれぞれの「物語」を交換する時間は、本当に豊かで、かけがえのない時間がこの須坂で生まれたことを実感しています。
「ハロー地球!2024、2025」の記録集はこちら👇
アートリトリート?:峰の原高原での宿泊企画に県外からも参加者が
「ハロー地球!2025」では、国内外で活躍されるアーティストをお招きし、アートによるリトリート「高原表現合宿」を実施しました。峰の原高原の豊かな自然の中で、首都圏からも来てくださった参加者の皆さんと共に、様々な角度から「わたし」と出逢い直すワークショップや作品制作を実施。これまで須坂に足を運んだことのなかった方々が、アートと自然を目指してやってきてくださり、唯一無二の「合宿」を体験していってくださいました。



大人の部活?:スザカ写真部では旧小田切家住宅にて展覧会も
また、2024年には、「スザカ写真部」を主催し、メンバーの皆さんと毎月ワークショップを実施したり、プロジェクトの最後には、旧小田切家住宅さんにて写真展を実施させていただきました。このプロジェクトにおいても、毎回集う皆さんと「場」を育てていく側面があり、写真という媒体を通したコミュニティを作りながら、展示という形で外にも開いていく、そんな企画となりました。



対話鑑賞?:福祉施設や美術館、学校への出張プログラムも
また、単発での「対話鑑賞ワークショップ」も、市内にてたくさん行わせていただきました。アート作品を鑑賞しながら、それぞれの見方・感じ方を深め、感性や思考力を養うプログラムで、教育やビジネスの分野でも注目されているメソッドです。こちらは、前職の美術館での経験を活かし、子供から大人、障害の有無を問わず、様々な方とご一緒させていただき、たくさんの新しい視点が飛び出す豊かな鑑賞体験の「場」を作ることができました。
前編まとめ:「場」を作ることの一回性
今回の“前編”では、主に山際の「参加型アート」活動についてお話しさせていただいたのですが、これまで企画してきた様々なプログラムに共通していることは、その「場」が一回きりのものであるということです。即興ダンスやジャズセッションのようなものを想像していただけるとわかりやすいと思うのですが、再現性がなく、その日その場でしか起こらない、そんな性質です。
であるからこそ、かけがえがなく魅力的であり、その場を共有した者同士のつながりも密になるのですが、逆に言うと、その場にいなければ全く想像がつかない、伝わりづらいものになってしまいます。
それでもなんとか、このプロセスを通して作ってきたコミュニティの貴重さ、豊かさを、そしてその場がこの須坂の地から生まれたことのかけがえのなさを、なんとかお伝えきればと、こうして書かせていただいてる次第です…。誰もにすぐに伝わるものも、もちろん大切で、「地域おこし」のイメージはむしろそちらの方が強いのかもしれませんが、すぐには伝わらないものの中から、じっくりと確かな価値が生まれていくことも往々にして多いのではないかと感じています。
後編:教育プログラム&制作活動
後編では、教育企画と制作活動について、教育や映画や音楽にこめる想いを書かせていただきます〜🔥

コメント