協議会メンバー更新しました@2024.8.13_野澤隊員

【レポート】Deep Time Walk @八王子恩方

Art in Suzaka ~これもアートなんかやぁ~

八王子芸術祭の一環として、現代アートを織り込んだDeep Time Walkを企画&ナビゲイトさせていただきました…!

今回のDeep Time Walkは、直島の美術館時代からのご縁でお声掛けいただき、八王子市学園都市文化ふれあい財団と(株)森と踊るさんとのご協力で開催。
美しい里山の中、4.6kmの道程を歩きながら46億年の地球史をめぐる旅に出かけました。

英国で開発され、世界各地で実施されているDeep Time Walk。
(46億年の地球史を、4.6km歩きながら体感的に学ぶプログラムです。)

一昨年より、長野の峰の原高原にて、舞踏家・鈴木彩華ちゃんとのコラボレーションで実施を始めたのですが、今回は初めて、現代アーティストの北上貴和子さんとのコラボレーションとなりました。

藝大の油彩出身の北上さんですが、お茶目な仕掛けも大好き。
40億年前の大きな月を体感したり、氷河期では木に洋服を着せてあげたり、自ら光合成したり、カンブリア大爆発では「目」をそこらじゅうに貼り付けたり、琳派の絵の中で地衣類を探したり、縄列車で上陸大作戦をしたり……。
アートプロジェクトとしてのDeep Time Walkを、存分に味わっていただける時間になったのではと感じています。

運営チームも、直島以来の同志・菊池弘美ちゃんを始め、八王子文化財団のぽかぽかな皆さん、クリエイティブな林業を展開されている(株)森と踊るの三木さん、そして美しい写真を撮ってくれたカメラマンの中島正行さんと、本当に素敵な皆さんでこの場を一緒につくることができ、大切な時間となりました。

山際的には3回目となったDeep Time Walkでしたが、毎回本当に新たな学びだらけ。何度も地球史を勉強し直しながら驚き慄く喜びと、森を歩きながら想像力を遠く遠くまで一緒に伸ばす飛躍の感覚と。
地球や宇宙の長い歴史から見れば、本当に一瞬だけの「わたし」として生きる時間と、その身体の中に伝わり流れている何億年という果てしない時間。それら両方を愛おしく思えるような、そういう場がつくれていたら嬉しいなあと思いながら、えっちらおっちらやっています。

しばらくDeep Time Walkはお休み予定ですが、みなさんにいただいたエネルギーを、いろんな形で還元していければと思っています。今年はいっぱいつくりたいなー。

そして今月末は、ついにハロー地球最終回(1月26日)。お待ちしております🌛

コメント

タイトルとURLをコピーしました