HPレイアウト変更しました@2023.8.3_野澤隊員

協力隊の任期について。みなさんが協力隊の任期を心配してくれる時期になりました

須坂市地域おこし協力隊の北です。

最近、みなさんが私の任期の心配をしてくれるようになってきましたので、少しその辺りの見解というか考えを書いてみたいなと思います。

任期終わったの?と良く聞かれます

が、あと1年3か月の任期を残しています。

でも、この任期は本当にあっという間。

私も当初は3年の任期ってどうなんだろう。

と思っていましたが、今はとても短く感じます。

でも、「たったの」と思うか「もある」と思うかではその後の時間の使い方や考え方も変わってくると思うんです。

みなさんは3年間ってどうでしょう。

この直近の3年間を振り返って、どんなことをやってきたか、何が変わったかを考えてみるのも面白いかもしれませんね。

信州須坂モデルという”任期”を考えた時の最大のメリット

実はこの任期については、須坂市の協力隊には強力なアドバンテージがあります。

それは「信州須坂モデル」という須坂市独自の協力隊モデル。

他の地域の協力隊では、暗黙のルールか、もしくはついた人によるのか(ガチャ)なのかもわかりませんが、OBや現役の隊員に同行して人脈を広げるというのは明確に採用条件に記載されていません。

しかし、信州須坂モデルではそれを先輩やOBが1年目に担うことを明確に定義しており、私もそのおかげで早い段階で人脈を広げることが出来ました。そしてそれと同時にOBが持っている以上の人脈作りに注力できるため、波及効果があるのです。

協力隊は目的ではない。

人脈などは確かに信州須坂モデルとしては素晴らしい工夫だと思います。

しかし、協力隊はあくまでも「手段」であって「目的」ではありません。

では協力隊の最終目的は何か?

「須坂市に定住すること」です。

それを考えた時に今までのような「市の管理」ではなく協議会の管理とすることで自立を促し、起業を推奨し、市におんぶに抱っこではなく自力で動いていくことを目標にしたのが現在の信州須坂モデル。

そして、それは同時にその”心意気”が無いと、移住して生きていくというのは難しいよ、というメッセージなのかもしれません。

しかし・・・私は思います。

確かに、起業をすることを目的にするのは生きていく覚悟でも、協力隊としての活動を生半可にしない意味でも起業は良いと思うのですが、さすがに3年間という数字では定住する起業には時間が足りないかな・・・とも思うのです。

起業1年で見えて来たもの。2年目にすぐに生かせるのか。

私は協力隊1年目で起業し(友人がサッサと起業しなよと言ってくれ)、1年目で、そこそこの売上もありました。しかし、2年目にその売上の主体だった仕事が無くなり、現時点で地獄絵図な起業2年目なのです。でも、それを協力隊のうちに経験出来たことはとても大きな経験であり、良かったなと思います。

その友人(須坂で出来た)が居なければこのような経験は出来なかったし、そもそも起業とか法人の仕組みとかなんて本当にやってみないと分からないんです。これだけでも本当に移住して良かった。

これを知れたことは本当に大きいなと思います。

***

しかーし、もちろん起業2年目で1年目の反省をすぐに生かし、定住できるほど稼ぎを作れるかどうかはまたしても別問題。

そもそも、この地に住んで所得を獲るためにずっと頑張ってきた人たちがこの地に居るのに、パっと出の私達が「定住」出来るほどの、稼ぎを作れるなんて、なんて甘い考えなんだ!!!!!!!!

起業2年目のジンクスと試練を乗り越えれるか?

わたしのプロセスはこんな感じ↓↓

1年目:人脈作り、己のチャレンジ期間(前の仕事やめたんだから新しいことやってみようぜ)

2年目:結局人間なんてそんなに変わらないじゃん今までのスキルで”起業”

3年目:起業1年目にあった仕事がなくなり「あれ税金払えるかや?」というプロ野球選手の大幅減俸の意味を初めて理解する2年目のジンクス

というアップダウンの激しい歩みをしています。

私はたまたま2年目に入る前に”起業”できたから気が付けるものもありましたが、みんながみんなそんな風に行くわけではありません。この3年間をどう捉えて行動するかはやっぱり協力隊になった本人の考え方で変わるものなのかな。。。とも思いますし、起業だけがジャスティスでは無いのも事実です。

結局・・・答えは風の中。

でも、2年目に1年目の反省をすぐに生かせるほど世の中甘くない。なぜなら協力隊の起業のほとんどが”1人社長”で、協力隊としての活動をしながら自分の起業した会社を夜な夜な考え、新しい事業にチャレンジしていくのは普通に考えて並大抵のことではないですよね。そもそも副業で自分の会社を起業して、軌道に乗せるなんて考え甘すぎっすよね。はい、私です。

頼りにした、皆様のご意見で気が付いたこと

というわけで、前回私はこの甘すぎる自分自身の考えを改めるべく、皆様にバイブル本のオススメを聞きました。

今、少しずつ時間を作って読み始めていますが、皆さんがバイブルだ!と言っていた意味が、痛々しいほどわかってきました。

「あぁ、ワイに足りて無かったのはこれかや」というのが、ずっと本の第1章1P1行目から続いています(笑)

でもやっぱりこれを知ることも出来たのも、協力隊になり、既に足を踏み入れていた皆さんのアドバイスのおかげなんです。

結局、一番の近道は私よりも先に多大な苦労をされてきた皆様の意見を参考にすることであり、自ら体験すること。百聞は一見に如かず。

私は皆様からの学びに関してはいつもスポンジマンで居たいと心から思っています。

いつも沢山の意見を教えてくれたり、応援してくれる皆様には感謝しかありません。そもそも自分が辛い経験を教えてくれることって大きな対価ですよね。

では3年間で何をするのか・・・起業家精神を養うのだ!!!

何を言いたいかというと、起業定住に向けたトライ&エラーをするには協力隊の任期はあまりにも短い。

というか・・・考えが甘い。起業の先輩に失礼ワロタ。

いや、でも定住に向けない単なる「起業」ならそれでもいいんです。

でも、この協力隊期間で一番大きいのは知り合いも家族もいないこの地で、生きる場所を選ばず、起業家精神を学び見つけ出すことが、本当の協力隊の3年間の任期の「目的」なのかなと考えはじめました(3年という時間の制約で言えば、です)

私がどこで何をしようと、生きていける、そんな仕事の可能性を見つけ出すぞ!!という心の切り替えをする3年間なのかなと。

何度も言いますが、3年間で「定住」出来るほどの起業するなんて・・・はい、えぇ、大丈夫です、言いたいことわかります。

スピーチとスカートは短い方が良いとよく言いますが(素晴らしき昭和の世界では)定住を目指すなら、協力隊の任期は3年以上に長い方がいいなと思っています(笑)あと、Blogも短くまとめるべきですね(お前が言うな!)

例えこの地に定住しなくても協力隊の爪痕はきっとこの地に残るはずなので、暖かい目で応援してくれると嬉しいです。ちなみに私が定住しない宣言をしているわけではないですよw

まとめると・・・「いきなり起業で定住なんて、なめんなよ!」と自分に言いたいだけのBlogデシタ。

そしてこれは、決してネガティブなBlogではありません。

さよなら、さよなら、さよなら。

のーす

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