フルーツ王国須坂の農家の皆さん、日々の作業おつかれさまです。
この時期になると、町中の畑でりんごやぶどうの木を剪定している光景を目にします。
当たり前かもしれないですけど、農作業って1年中何かしらやることあるんですね。
須坂に移住して実際に目にするようになってから、スーパーや市場に並んでいる果物のバックグラウンドを想像するようになってしまって、大切に頂かなきゃなと感じるようになりました。
ちなみに皆さんは剪定した枝はどのように処理していますか?
薪として使っている?チップ化?廃棄物処理?
須坂を含む長野地域では、農家さんと薪ストーバーのマッチングもやっているみたいですね。
そんな中、お隣長野市が取り組んでいることの一つが果樹剪定枝のバイオブリケット化。
バイオブリケット?それって何ぞや?
原料におがくずや稲わら、砕いたトウモロコシの芯などの植物性廃棄物(バイオマス)を15-20%混ぜ、脱硫のための消石灰を加えて、高圧で成形した燃料のこと。1980年代に日本で開発された。
環境用語集:「バイオブリケット」|EICネット
要は、原料になる作物や木を粉々にしてギュッと固めた燃料ですね。
見た目は↓な感じです。
どうです?かっこよくないですか!?個人的にビジュアルが超タイプです。
実際に試供品を使ってみましたが、火付きは広葉樹と同程度、火持ちは広葉樹の2倍程度といったところでしょうか。
令和3年度にバイオマス産業都市構想に剪定された長野市では、バイオマス資源活用の手段の一つとして果樹剪定枝のバイオブリケット化を掲げています。
もっと詳しく知りたい猛者はこちらから。
私も薪づくりをしているのでよく分かるのですが、剪定枝のように細い木って活用がとても難しいんです。
チップ化しても使い道が限られるし、焚火の焚付材にするにもちょうどいい長さに切ってあげないといけない。だけど、木を切るときに一番量が発生するのは細い枝。。
森林資源の活用を掲げる私にとって、大量に発生する細い枝の活用というのは大きな課題の一つになっています。
そんな細い枝を薪として価値付けする取り組みとして、バイオブリケットにはとても共感・注目しています。
果樹の剪定枝を集めています!
前置きが長くなってしまいましたが、今回、果樹の剪定枝を原料にしたバイオブリケットを試験的に製作することになりました!
対象は”りんご”と”ぶどう”の剪定枝ですが、原料となる枝が500kgほど必要になります。
「剪定枝に価値付けを!」という思いに共感いただける方、是非、剪定枝をご提供いただけますと幸いです。
剪定枝あげてもいいよ!という方は、
からご連絡ください。日程を調整して回収に伺いたいと思います。
(回収来なくていいよ!持って行ってあげるよ!という男前な方いらっしゃいましたら、是非その旨お伝えください。泣いて喜びます。。)
この取り組みについては、定期的に経過の報告をしたいと思います!
ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。
須坂市地域おこし協力隊 小田
コメント