須坂市地域おこし協力隊の北です!
須坂駅から南東に向かって約40分で行ける絶景のスポットをご紹介!

「菅平高原」に名前も場所も隠れてしまった静かな場所
菅平の手前にある「峰の原高原」
ここは住宅地ではなく、いわゆるペンション村。
1971年に長野県企業局による保健休養地開発をきっかけに誕生し、行政組織として峰の原高原区が1981年に発足し、40年になった。
標高は1500mに位置し、花の百名山根子岳の裾野としても知られる。
夏には避暑地や陸上部、ラグビー部の高山トレーニング、クロスカントリーなどの大学生や社会人実業団がロングステイをしたりもしている。まわりに人工的な建物も少なく2000m級の根子岳での登山も徒歩圏内で楽しむことができる。
関東・関西地域では2000m級の登山に40分で行けてしまうところはそう無いだろう。
峰の原高原は須坂から菅平へ抜ける国道406号線より少し入ったところにあるので、人通りや車通りも少なく都会の喧騒から離れたい人には本当に素晴らしい場所に思う。
時には野生動物に出くわすことも。ペンションオーナーたちもそんな自然と人間が共存する貴重な空間を守るために様々な活動も実施している。
須坂市が自然豊かな町だ!と言えるのも、このような方々の活動で支えられてきたからなのである。
マインとは | minenohara-mine (mine-friends.wixsite.com)
ペンション村に迫る危機
しかしこのペンション村が抱える大きな問題を抱えている。
オーナーの高齢化と空きペンション問題だ。
前述のとおり、ペンションは1980年ごろからスタートし30代で始めた方は70代となっている。
ペンションは業務形態から住居兼として使われることも少なくない。
そのような特殊な事例も重なり後継者が家族以外ではなかなか難しく、過酷な冬場の生活も加えて離脱したオーナーの空き家となっているペンションが今少しずつ増えてきている。
この流れは正直止まらないだろう。
もちろんペンション村の人たちもだまってそれを見てきたわけではない。
幾度となく地域で会話を重ね、手を取り協力し合い自然体験などの取り組みや登山ツアーなど様々な形で魅力を発信してきたのだ。
しかし「時代の流れ」は厳しい状況を突き付けている。
須坂市移住応援サイト スザカでくらす | 空き家バンク (city.suzaka.nagano.jp)
(空き家バンクにも出てきていない空き家も存在している)
地域おこし協力隊として出来ることはなにか。
そんな問題を解決するために地域おこし協力隊が出来る事。
まずは地域の宝である「峰の原高原」を知り、その魅力を発信することではないか。
どんな生活をしてどんなことに苦労しているのか。
そして、どんな喜びがここにはあるのか。
そんなことを考えた私は「峰の原高原」での勉強会を企画(全然集客出来ず申し訳ありませんでした・・・)し、初めて聞く峰の原高原の歴史を聞いた。

はっきり言うと、自分たちが考えれそうなこと(イベントやらリモートワークやら)は、ほとんどここで実施されてきたのだ。それでも今の現状をなかなか打破できず、むしろ進行は止まっていない。
今ここで突然画期的な仕組みが出来て人が集まってくることはないだろう。それが出来たのならここのエネルギッシュな住人達がとっくに考えてこれたからだ。
私はついつい、新しいお客様を引き寄せることばかりに集中してしまいがちになるが、この景色に魅せられて「もう一度行きたい」と考えている人たちは沢山いるのではないだろうか。と改めて感じた。
私はそんな人たちに向けて今の「峰の原高原」を発信していきたいし、昔と全然変わっていない「峰の原高原」を新しい人たちに知ってほしい。
無理やり新しいことをしなくたって、古き良きでいいんじゃないか。
もちろん今は何の答えも出ていない(笑)

さいごに
この峰の原高原の空きペンションには使われていない菓子製造も出来るキッチンが残っていたり、実は気軽にいけるカフェなどもない。さらに言うと、テニスコートが使われずに残っていたりなど、他の用途にも使えそうなものも沢山ある。
新しいことにこだわる必要はないと思う。
レンタルのクリエイタースペースなんかでもいい。
むしろ何でもいい。
「この地を愛して後世に残したい」と思えば、ペンション村のみんなは喜んで迎えてくれるのではないか。(勝手に決めつけてごめんなさい笑)
峰の原高原で何かしたいぜ!見てみたい!聞いてみたい!
という方は北(もしくは須坂市地域おこし協力隊)まで連絡をください。
私もまだまだ無い脳みそを絞りに絞って、いろいろ考えてみたいと思います。
お茶の間の皆さん、私達と一緒に古きを愛し、新しきを作りましょう!!!!
きた


コメント