須坂市地域おこし協力隊の北です。

2023年7月から創業した「合同会社NORTH」も3年目を迎えます。
この7月末で協力隊は卒業しますが「協力隊の頃が全盛期だったよね」と言われないように(そもそも仕事の趣旨が全然違うのですが・・・)持続的に成長させていきたいと思います。
こんな会社を目指したい!
私が目指したいのは「湘南ベルマーレフットサルチーム」のような「考え方」です。
先日、佐藤伸也社長の話を聞いて大きな感銘を受けました。
「社会課題を解決しながら、持続的な収益を確保していく」
まるで相反する活動を表すことからゼブラ企業と呼ばれているそうです。
私の場合は会社1人なので、ここまで多くのことは出来ませんが
佐藤社長が口にしている「社会課題を解決」というものが私の会社の”原点”になると思っています。
経営理念とは何か?
協力隊の卒業と共に、人生ではじめて自分で自分の生計を立てて行くことになります。
もう既に実践されている方も沢山いるし、本当に尊敬します。
そんな中「北さんはなぜ合同会社NORTHとしてやっているんですか?」と言われたときに、何かはっきり言えない、伝えきれないものを感じていました。
経営理念かあいまい
4月頃、それを強く感じました。儲かれば何でもいいのか?自分がやりたいことって何なの?と。
その時にたまたま出会った「ゼブラ企業」の考えが自分にはすごくマッチして、経営理念としても伝えて行けるし、ありがたいことにすでに実践していたものを言葉にしてもらったという感じでした。
ゼブラ企業➡ローカル・ゼブラ企業
経済産業省でもゼブラ企業に関する記事がありました。
私が元々はじめた営業代行や地域商社の活動も、協力隊をする中で「営業力不足」を嘆く人が多かったのがきっかけでした。またイベント事業も「遊休資産で須坂に無いイベントを作って、地域を盛り上げたい」という思いからはじめました。
だから自分の強い経営理念というよりは「協力隊として役に立ちたい!」という思いから起業をしたので、ずっと経営理念をうまく表現出来ずにモヤモヤしていました。
社会課題の中でも「地域課題を解決」しているゼブラ企業のことをローカルゼブラ企業と言うらしいです。
つまり、地域おこし協力隊はローカルゼブラ起業の卵
なのです。
なんだか今までずっと自分の立場や、やっていることを明確に出来なかったので霧が晴れた感じがしたのです。
ゼブラ企業の特徴
特徴をまとめるとこんな感じだそうです。
- 社会的インパクトの重視: 事業を通じて社会に良い影響を与えることを目的とし、短期的な利益追求ではなく、長期的な視点での成長を目指します。
- 多様な力の活用: お金だけでなく、時間や創造性、コミュニティなどの多様なリソースを組み合わせて、複雑な社会課題に取り組みます。
- インクルーシブな経営: 株主だけでなく、従業員や顧客、地域社会などすべてのステークホルダーを大切にし、共存共栄を目指します。
- 持続可能なビジネスモデル: 経済的利益だけでなく、社会的・環境的価値の創出を目指し、地域の持続可能な発展に貢献します。
これだけ見るとまだまだゼブラ企業としては足りないところは多々ありますが、私の事業はこのような経営理念を目指してやっていきたいと思います。
企業は1年にして成らず
起業してしばらくはいろいろな悩みを抱えながらやっていくのだろうと思います。
先輩経営者からも「3年は最低でも苦しむよ」と言われているので、この3期はもっと大変なんだろうなと思っています。
会社を作るのは簡単だけど、起業が企業になるまではそうとうの時間と労力が必要で、その時に自分の立ち位置を理解し、戻るための理念が必要だと感じていました。
私にとってはそれが「ゼブラ企業を目指す!」ということなのだと卒業間近にやっとわかりました(笑)
新ロゴで心機一転!

会社、地域、私を取り巻く全てのステークホルダーが手を取り合い、私が道しるべになって事業を推進、加速していく
というイメージでロゴにしてもらいました。
ずっとロゴもお手製で、あえて初年度から形から入らずにやれることは自分でやって経費を節約するスタイルでいましたが、3年目の今、やっと「経費」をやりたかったことに。
少しずつ形に出来てきたかな・・・
まだまだ出来ていないところも沢山ありますが、これからもどうぞよろしくお願い致します。
今日は経営理念、ゼブラ企業についてでした。
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