須坂市地域おこし協力隊の野澤です。
6月7日(土)「ワイン&肉フェスタ」イオン屋上にて地域おこし協力隊として「信州芋煮」を提供させて頂きました。
「ワイン&肉フェスタ」は今年で3回目。地域おこし協力隊として「信州芋煮」を提供させて頂くのも3回目。毎年出店させて頂き、本当にありがたいことです。
協力隊になって今年で3年目。協力隊の活動期間も残り4ヶ月を切りました。
思えば協力隊になってすぐに始まった「信州芋煮」。5週連続出店の記録も持つ芋弟者。
始まりがあれば終わりがある。芋弟者はある決意をしていたお話です。
芋弟者、最後の芋煮
ワイン&肉フェスタを最後の舞台に使用と考えていました。
協力隊になって3年目。卒業に向けて個人事業が本格化してきて多忙になり、今までのように芋煮に時間が割けなくなってきました。
いつまでも自分が芋煮を仕切るのも違うと思い、次の世代に引き継ぐべきだと考えていました。
そして「ワイン&肉フェスタ」開始前、会場準備で忙しい芋兄(北隊員)がブースに来てくれた時に「今回が芋弟者、最後の芋煮です」と伝えました。
自分は一線を退き、今後の運営は山際隊員と古畑隊員に託します。
今後は信州芋煮なのか、別の形で開催するのか、これからのアナウンスをお待ちください。
芋兄(北隊員)と突っ走った信州芋煮
協力隊になってすぐの頃、芋兄と共に芋煮を通じて皆さんに地域おこし協力隊という存在を知って頂くために「最高の芋煮を」ということ(そのはず!)でガムシャラに突っ走ったあの頃。
協力隊になって半月後に初参加した「信州芋煮会」。
この頃は来る人がまばらでしたが、回を重ねるごとに来場者が増えて、とても賑やかな会になっていきました。
その反面、新しい人が増えると、前から来てくれた人が来なくなってしまったり、悩んだ時期もありました。でも、「芋煮を通じて沢山の人に協力隊のことを知ってもらいたい」と前に進むことを選んだのです(要するにどんどん告知して沢山人を呼びたいということ)。
たまに、信州芋煮会のスピンオフとてイベントを開催(自分は手伝い)することもありました。
毎回違う芋煮を提供していました。ヴィーガン芋煮を作ったこともあります。
肉団子の代わりに「ソルガム団子」を作りました。ただ、仕込みがものすごく大変で半日要しました…
だんだんと芋煮会の開催にも慣れて来た頃。
芋煮会と協力隊の説明会を同時にしたこともあります。
信州芋煮が「ワイン&肉フェスタ」に初降臨!
信州プレミアム和牛を使用した特別な芋煮を提供したのはこの時が初めてでした。
芋弟者が「信州芋煮会」について語ったブログがあります。
これを読めば、今回書こうとしたことを既に書いてあるな…と思いましたが、今でも同じ考えであることが確認出来たので良かったです。
去年の「ワイン&肉フェスタ」は寒かった!季節外れの北風が吹いた影響で気温が下がり、芋煮が好調(過去最高の売上)でした。
この記事を今年の準備段階で見返していれば、今年の大敗北を喫することが無かったはず…
過去最高作だった芋煮、猛暑に大敗北
6月7日(土)に提供させて頂いた信州芋煮は信州プレミアム和牛を使用した醤油ベースに仕上げたものでした。
食べて頂いたスタッフの皆さんからも「過去一美味しい!」と太鼓判を頂きました。
実はこの日に向けて過去最大数仕込んでいた芋弟者。
何故なら売り上げが毎年右肩上がりだったので、「今年は去年より売れるはず」と思い上がっていたのが背景にありました。
そして最大の敗因は当日の天気予報はチェックしていたものの、気温まで深く考えていませんでした。
当日の天気は晴れ。気温は30℃になり、真夏日となる暑さでした。
「そんな日に暑い汁物を食べたくなるだろうか?」消費者目線になれてませんでした…
結果、想定した数の半分ほどしか販売出来ず(購入頂いた方々に感謝!)、最後に大敗北を喫してしまいました…
芋煮を通じて学んだこと
芋煮で学んだことは色々あります。
第一に宣伝です。SNSやブログ、ホームページを通じた事前告知な開催風景のアップなど、初めて来る人たちに情報を伝えるための集客を学びました。
一番嬉しいのが、「投稿を見てきました」と言って頂けることです。
投稿した時は「どれくらいの人が見てくれているのだろう?」と思っていましたが、実際に来てくれた人に会えると成果を実感できて嬉しくなります。
次にオペレーションです。
何をどうしたら効率よく運営出来るか。ということを経験させて頂きました。
そして人の繋がりです。
芋煮会に来てくれた人が次の芋煮会に来てくれるだけでなく、他の人を紹介して一緒に来てくれることが嬉しいのです。
これがあるから「次はもっと美味しい芋煮を作ろう!」という思いが強くなっていきました。
芋煮に感謝!
これからは個人事業主として活動する比率が増えていきます。
けれど、芋煮会で経験したことが活きていくと確信しています。
これまでの社会人生活では笑顔で接客することなど考えられませんでしたが、芋煮会を通じて少なからず接客を経験できたことは良い経験が出来ました。
これからは生ハムを販売するために準備を進めていき、出店も生ハムをメインとしたものになっていきます。
でも、たまには協力隊としてOBとして芋煮会が復活したり、お手伝いしたりしてるかもしれません。
その時は何卒、よろしくお願いします!
芋弟者、芋煮物語。
完
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