協議会メンバー更新しました@2024.8.13_野澤隊員

大笹街道の笹刈りと供養

野澤の煌めき高原生活

須坂市地域おこし協力隊の野澤です。

峰の原高原も新緑の季節となり、白樺花粉が最盛期を迎えています泣

最近の投稿を見ると「野澤は地域活動をしてないんじゃないか?」と思われがちですが、「ちゃんとやってますよ」と伝えたいので、今回はそんな内容です。

大笹街道の笹刈り

大笹街道とは、過去にご紹介しているので以下のブログをご覧ください。

峰の原高原に今も土手道が残っておりますが、近年は笹に覆われてグリーンシーズンは見ても分からないほどになってしまいました。

しかしながら冬になると雪が積もって笹が押しつぶされるので土手道が見えるようになります。

大笹街道の笹刈りは地元仁礼の「仁礼会」の皆さんを中心に毎年5月に実施されています。

私も「森林サービス産業」で峰の原高原を活用させて頂いているので、昨年から大笹街道の笹刈りをお手伝いしています。

大笹街道沿いには多くの石仏が安置されており、例年は街道と石仏周辺の笹を刈るというのが主な活動になるのですが、昨年から土手道の復活に力を入れ始めたということで、どんな風になるかワクワクしながらの参加となりました。

青空の元、集結!

当日、峰の原高原は晴れ模様でしたが、朝礼のため一度仁礼まで降りました。

仁礼まで降りると、そこは雲の下で霧?小雨?の舞う空模様でした。

でも峰の原高原の天気を知っている自分としては「この後晴れる」と確信していたので心配はしてませんでした。

朝礼の時間になると青空が広がり、良い天気になってきました。

山に入り、遊歩道整備や笹刈りを長年行ってきた仁礼会の大先輩方と一緒に作業するのは足手纏いにならないか不安な面もありますが、少しでも力になれるように頑張るのです。

そして今年は「森林サービス産業」の健康プロジェクトメンバーも参加頂きました。

朝礼で皆さんにご紹介させて頂き、笹刈りと石仏に〆縄を付ける作業をお手伝いしました。

私はメンバーとは別行動で土手道の笹刈りへ向かいます。

土手道の笹刈り

「今年もやってきた」と実感する場所です。

1年刈った程度では笹もすっかり元通り。笹を文字通り根絶するには最低でも3年かかると言われています。

昨年も土手道の笹刈りを行いましたが、今年は土手道の完全復活を目指し、これまで刈ってなかった場所も刈るということで、仁礼会の中でもベテランの大先輩方について行きました。

遠くに刈っている姿が見えるのですが、なかなか追いつけません泣

刈り残しを刈ると綺麗な土手道が現れました。

「見える!僕にも土手道が見える!!」

そんなことを思う間もなく、先輩方の刈り払い機のエンジン音だけ聞こえるようになり、姿が見えなくなりました。

刈るスピードが早くて正確なのです。

思えば協力隊になって一番初め?に買った私の刈り払い機は入門機のため太い笹を刈るには馬力が足りず、笹用のチップソーに変えても性能が発揮されないのです…

今後のことを考えると排気量の大きいものに買い換えるべきか。本気で考えるようになりました。

供養塔で故人を悼む

作業は午前中で終わり、想像していたよりも早く終了しました。

さすがベテラン勢!

別のエリアを担当していた班も続々と集結し、刈り残しがある場所を刈って、供養塔周辺はとても綺麗になりました。

お昼休憩を挟んで、住職さんを迎えて供養塔にて故人を悼見ました。

大笹街道の難所だったこの場所で、冬のホワイトアウトで沢山の人と馬が亡くなりました。

時代は変わり、今は森になっているこの場所で、供養のために地域の方が中心になって保全されているのは素晴らしいことだと思います。

昔はこの日に合わせて峰の原高原のペンションのオーナーさんたちが「ひんのべ」を振る舞ったりする「石仏祭」が開催されていました。

人口減少と高齢化によって開催が難しくなってしまい、今は行われていませんが、再開出来る日を夢見て、自分が出来ることから始めていこうと思います。

供養塔から移動して観音堂へやってきました。

「観音堂ってどこにあるの?」と思う方も多いと思います。

それはCHICHIPIの真横にある赤い建物です。

今は木に覆われてしまっていますが、昔は草原の中にポツンとあったそうな。

その面影が無いくらい木々が育ってしまいました…

観音堂から峰の原高原の方々(区長や観光協会)も一緒になり、祈祷を済ませて今年の笹刈りは終了しました。

天気にも恵まれ、汗ばむ日となりましたが、心地よい達成感と程よい筋肉痛になりました。

また来年も参加させて頂きたいです。来年は協力隊は卒業していますが、峰の原高原の生活はまだまだ続きます!

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