協議会メンバー更新しました@2024.8.13_野澤隊員

2024年を振り返り、2025年の目標を掲げます!

野澤の煌めき高原生活

須坂市地域おこし協力隊の野澤です。

気が付けば2024年が終わろうとしています。「2024年になったのは昨日じゃなかったっけ?」って思うほどあっという間に終わった気がします。

そして2025年9月末に私、野澤の協力隊としての任期が満了します。

2025年は協力隊としてもですが、脱サラして個人事業主として自分の力で生計を立てていくことになります。

駆け抜ける嵐

この言葉にピンと来た方!一緒に良いお酒が飲めそうです笑

2024年も色々なことがありました。

協力隊の3年間を例えると1年目が「ホップ」、2年目が「ステップ」、3年目が「ジャンプ」だと思います。

そして3年目の今、まさに「ジャンプ」をしたところです。

2024年は大地を蹴って空中にジャンプした年です。2025年はそのジャンプした距離が何処まで伸びるか…(ズッコケて大怪我しないように頑張ります)

2024年の振り返り

「Mienohara Crafts」設立

一番はなんと言ってもこれです。

「設立」というと凄い大きなことを成し遂げた感じがしますが、個人事業主なので開業届を出しただけで「これで出来たん…だよな?」って思うくらいあっけなかったです。

屋号の話など、当時のことは以下のブログからご覧いただけます。

食肉製品製造業取得

正直、これが今年1番くらいの勢いです笑

8月に「食品衛生管理者」の講習を受講し、9月から工房の工事が開始して11月に完了、12月上旬に保健所へ申請をして12月下旬に認可頂きました。

生ハムは「As Neco Ham」として来年の9月頃から販売しますが、サラミなどは4月頃から販売出来るように製造を行っていきます。

それに合わせて4月以降は須坂市街地をはじめとして生ハムの試食やイベントへ参加して販売促進を行うなど、これまでずっと待ち望んでいた広報活動を開始します!

森林サービス産業

「健康づくりプロジェクト」、「森づくりプロジェクト」と推進してきました。

夏には「森と草原のリトリート」ナビゲーター養成講座を、秋には「フォレストデザイナー」養成講座を開催し、いずれも満員御礼となりました。

これらを経験して感じたことは峰の原高原のポテンシャルと潜在的な関係人口の多さです。

「これがしたいけど場所が無い」、「これが出来るけどやる人がいない」という需要と供給がマッチしている形だと思います。

少しづつですが、確実に関係人口が増えてきて嬉しいです。

「森と草原のリトリート」ナビゲーター養成講座の1シーン
「森と草原のリトリート」ナビゲーター養成講座の1シーン

これは協力隊としてのミッションのようなもので、普通ならこれ一つでお腹いっぱいになるところですが、これ一本で3年間やったとして「収入無かったら?」と考えると怖いので、それ以外の事業もやらないと協力隊卒業後に須坂市からサヨウナラしないといけない可能性が高い…

ということ、せっかく元ペンションを拠点に活動し、生活しているので「この環境を活かしたい」ということから前述の活動も行いつつ、収益化を目指しているという訳です。

2025年の目標

いよいよ明後日(これを書いているのは2024年12月30日)に迫った2025年。

冒頭でも述べましたが、この年の上半期(9月末)で私の協力隊としての任期が終了します。

卒業後は峰の原高原に定住します。

定住するためには収入を得ること。つまり事業を成さなければいけません。

しかしながら私、絶対に雇われる側に戻りたくありません(副業を除く)。

そこで起業を目指す「信州須坂モデル」に魅力を感じたわけで、応募する前までは「協力隊って卒業後何するんだろう?」って思っていたのですが、募集内容を知り、他の地域の協力隊卒業後を調べて「協力隊って起業するのか!」と知りました(会社などの組織に所属して活動し、卒業後はその組織に所属するミッション制の募集もあります)。

そして、2024年10月に「Minenohara Crafts」を設立して個人事業主として第一歩を踏み出しました。

個人事業主としてなので、ここまではノーダメージで出来ますが、事業として成していくためには相応のリスクを背負う必要があると思いました。

それは先行投資です。

それは時には「借金」とも言われますが、未来の自分へ賭けるには多額の資金が必要でした。

特に私の場合は元ペンションの活用ということで通常よりも多くの資金が必要でした。

しかしながら「須坂市中小企業振興資金融資制度」を活用させて頂きながら、なんとか資金の調達をすることが出来ました。

と、同時に退路が絶たれ、前に進むしかない状況となりました。

何故なら既に工事のために多額の支払いが生じ、その返済をしていかないといけないからです。

そんな状況ではあるものの「中古の庭付き一戸建て」を購入して10年で返済すると考えれば頑張れる気がします。

とにかく前向きに。

前置きが長くなりましたが、そんな2025年の目標です。

旅館業を取得し、簡易宿所を営む

この辺りのお話は以下のブログでお話ししていますが、協力隊卒業と同時に小俣ペンションが開業して50年の節目を迎えます。

峰の原高原で暮らしていくためには事業の創出と同時に宿泊業を営むことが必要だと考えました。

とはいえ、食事の提供までは出来ない(マンパワー的にも技術的にも)ので現在の拠点「Forest Base」を簡易宿所(ゲストハウス)として営むことに決めました。

そのための工事が2025年の春から始まります。

そこで目標の一つは改装工事を完了し、簡易宿所として認可を頂き、夏までに営業を開始することです。

これも越えるべき壁(特に消防法)がありますが、頑張って推進していきます。

As Neco Hamの販売促進

2024年でなんとかやり遂げた食肉製品製造業の認可。

2025年は待ちに待った生ハムを始めとした食肉製品の製造を開始します。

ただ製造するだけではいけないので、冬は製造に集中し、春から販売促進のための活動を行います。

具体的にはマルシェへの出店、「やまじゅう」や「bota 」への出店を考えています。

2024年は峰の原高原の地域の皆さんを対象にした試食会を行ってきましたが、2025年は須坂市街地にお住まいの皆様にもご試食頂きたいと思い、そのための機会を作れるように頑張ります。

森林サービス産業の収益化

これも協力隊着任当初から多くの時間を割いて行ってきました。

1年目は合意形成と事業計画を練る段階、2年目はプログラムの試行と養成講座などコアメンバーを中心とした関係人口の創出を行ってきました。

そして2025年は森林サービス産業も3年目の年になり、現状の財源となっている「山村活性化支援交付金」が支給される最後の年になります。

つまり、3年目である2025年に収益化を試みないと、支援金の打ち切りと同時に財源が無くなり、講師の方への謝金やガイドの皆さんへの賃金、事務局の運営資金が無くなってしまうのです。

そうなると、これまで3年間やって来たことが水の泡になってしまします…

そうならないためにも、これまで行って来たことを軸に収益化を目指します。

具体的には一般の方を対象にした「自然体験プログラム」の開催です。

これまでガイドになりたい方が養成講座で学んだ知識と技術を活かした「森林浴」や「アロマ」などのプログラムを行う予定です。

森づくりの方はこれまでに養成講座を受講されている方は、引き続き講座の受講を進めて知識と技術を付けて頂きます。

整備した森は「森林浴」のフィールドになったり、「森林レンタル」のエリアになったりしていきます。

「Forest Base」は「自然体験プログラム」を創出するための拠点になり、宿泊も出来る施設として運営していきます。

ただ、これらをこなすには一人では無理…なので引き続き関係人口の創出を行っていきます。

色々とやることが多い2025年

協力隊3年目は色々と具現化してきてやることがとても多いです。

1月から3月は生ハムの仕込みがかなりあるので、かなりの時間を費やすでしょう。

社会人時代と比べて忙しさはあまり変わらないと思いつつ、自分で選んだ道なので大変でも「頑張ろう!」という気持ちになれます。

協力隊卒業まで9ヶ月、これからも駆け抜けて行きます!

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