須坂市地域おこし協力隊の宮澤です!
皆さんワインの「澱」ってご存じですか?
ワインの瓶をずっと置いておくと下の方に溜まってくるアレです。
ワインの澱をパンに活用できるという情報をいただきさっそく試してみました。
ワインの「澱」とは
ワインを熟成させる過程で生まれるタンニンやポリフェノールが結晶化したもので廃棄されてしまう部分なのです。
熟成される期間が長いワインによくみられるのだとか。
そのまま飲むとめちゃくちゃ苦いです!
楠ワイナリーの知り合いの方からワインの澱を利用したパンがあるらしい!と連絡いただき、丁度澱のでるタイミングだったためサンプルで頂きました!
ほのかにワインが香るワインブレッド
頂いた澱を使って焼いたワインブレットがこちら!
そのまま澱を生地に入れたため、澱のえぐみが出てしまうかな〜と心配だったのですが、全く気になりませんでした。
むしろほのかにワインの苦味が後に香る感じがとても良い!
他には無い新しいパンに出会ってしまいました。
色もワインの紫色がしっかり出ており見た目も綺麗です。
胡桃を入れてみたのですが、ワインの澱を生かすためには無しでもいいかもしれません。
本来なら捨てられてしまう澱を再利用ことでエコにつながり(楠ワイナリーさんでは畑に撒いているそうです!)、体に嬉しい成分も含まれ、地域の特性を生かすことができるパン。
一つのパンから色々な価値を見出せる。パンの可能性はまだまだ広がるなあと感じます。
ワイン酵母も試し仕込み
ワインもパンと同様、酵母の力を借りて作られています。
澱はワインの発酵を終えた酵母の死骸でもあります。
「生き残ってる酵母いるんじゃない…?」
という思いつきでワイン酵母も試しで仕込んでみました。
澱に酵母のエサ(砂糖)を加えて常温放置。最近は部屋の中でも寒いのでなるべく暖かいところに起きます。
酵母菌はアルコール度数が高くなるほど活動が弱まるため、ちょっとどうなるかわかりませんが、酵母菌に任せてのんびり待ってみようと思います。
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