須坂市地域おこし協力の宮澤です!
少し遡ってしまうのですが、10月に乗鞍高原で開催された3日間のエコツーリズムガイド講習会の参加レポートになります。
エコツーリズムとは
- 自然・歴史・文化など地域固有の資源を生かした観光を成立させること。
- 観光によってそれらの資源が損なわれることがないよう、適切な管理に基づく保護・保全をはかること。
- 地域資源の健全な存続による地域経済への波及効果が実現することをねらいとする、資源の保護+観光業の成立+地域振興の融合をめざす観光の考え方である。それにより、旅行者に魅力的な地域資源とのふれあいの機会が永続的に提供され、地域の暮らしが安定し、資源が守られていくことを目的とする。
(日本エコツーリズム協会より引用)
エコツーリズムは概念であって、この考え方に基づいて実施されるのがエコツアーになります。
座学+実習の3日間
県内でガイドを行っている3名の方を講師に、座学、野外実習を3日間に渡って受講しました。
座学では、エコツーリズム概論からガイディングに必要なスキル、コミュニケーションワークショップ、環境保全の考え方や仕組み等、
野外実習では参加者の中でグループを組み、実際に自然解説を組み立て、他のグループに向けてガイドを行いました。
白樺をテーマにガイド実践
ガイドを行ううえで自然解説の対象物を一つ設定してくださいとのことだったので、私たちのグループは「白樺」をテーマにガイドを組み立てました。
ガイドを行う場所はまいめの池周辺。
まいめの池周辺では白樺が様々な場所で活用されているため、歩きながらそれを探し解説する、といった流れでガイドを行いました。
白樺の木を利用したベンチ(写真撮り忘れました泣)は釘などを一切使わずに作られているそう。
「きままベンチ」と呼ばれており、気ままに座って欲しい、また木のまま自然と朽ちていくことからそのような由来になっています。
まだ白樺は、癖がない木の為匂いが移りづらくアイスの棒として活躍しているそうです。
身近にも使われていることを知ると一気に親近感が湧きますね。
乗鞍に住んでいるガイドさんが同じグループだったので色々教えてもらうことができました!
3日間を終えて
3日間の講習を通して、特に印象的だったのは講師のガイドさんの話し方。
話すスピード、表現、話の組み立て、間の空け方、目線、パネル等の見せ方など。
私たちが理解しやすいかつエンターテイメント性のある喋りに惹きつけられました。
伝え方のプロだぁ…
盗める所を盗んで自分も実践していきたいと思いました。
ガイドをしたり前に立つ機会が頻繁にあるわけではないので、
日常会話だったりブログだったり、今回の学んだことを生かして相手に“伝える”ことを普段から意識して実践していきたいです。
また、ガイドさんがいることで、一本の木がただの木にも立派な観光資源にもなり得るのがよくわかりました。
ガイドしてもらうことで、一本の木からストーリーが生まれてその価値に気づくことができるのだなと思いました。
地域資源の隠れた魅力を引き出しお客様に感動を与えるガイドさん、本当に素敵なお仕事です。
【おまけ】かわいいクラフトたち
会場の乗鞍自然保護センター内には展示やクラフトがたくさん。
地域によって全く異なるビジターセンター、色んな場所巡ってみたいです。
(下のお魚は大小合わせて480個の松ぼっくりからできているそうです…!)
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