協議会メンバー更新しました@2024.8.13_野澤隊員

峰の原高原で「小さな森づくり」始めました(森林サービス産業「森づくりプロジェクト」)

野澤の煌めき高原生活

須坂市地域おこし協力隊の野澤です。

峰の原高原の白樺はここ数日の強風と雨でほぼ落葉しました。カラマツの葉はオレンジ色に染まり落葉し始め、ミズナラの葉はまだ緑色を保っていますが、今週は気温が一桁まで落ちるので間も無く紅葉を迎えそうです。

秋も深まる中、私の拠点兼住居は改装工事が進み、来年で築50年を迎える元ペンションが蘇っていく姿を見ると嬉しくなります。

その分、銀行から沢山お金を借りることになり、これからがむしゃらに働くことを考えると大変な気持ちになる一方、全ては自分の頑張り次第という未知数の世界にワクワクしているところもあり、不思議な気持ちです。

生ハム試食会も着々と進めているところではありますが、森林サービス産業の方も着々と進めています。

今回は「森づくりプロジェクト」記念すべき初施行のお話です。

森づくりプロジェクトとは

「森づくりプロジェクト」では、峰の原高原において大事にされてきた「景観」「自然との共生」を考慮しつつも、森と人の関わりと地域の賑わいを生み出すために「森林空間の利用」「森の恵みの利用」を考慮した「恵みの森づくり」を行うこととしています。

2024 年 11 月からは、峰の原高原の森林・景観整備で活躍頂ける方を育成するため、「チェーンソーによる伐木等特別教育」を含む「峰の原高原フォレスター」の育成に向けた取組も開始します。

そこで、それに先立って、峰の原高原型「恵みの森づくり」のイメージを地域内外の関係者でイメージを共有できるように、サンセットテラス横の森林及び園地で「モデル林」の整備を実施します。

10月5日(1日目 現地視察・整備方針の検討

1日目は「サンセットテラス横の園地をどのようにしたら利用しやすくなるか」ということをテーマに現地を歩きながら講師と参加者で議論を行いました。

元々、峰の原高原の開発時に出来ていたこの園地は特に地域の方達の思い入れがあるかといえば、必ずしもそうではなく、現状が物語るように埋もれてしまっていた場所でした。

そんな中、サンセットテラスへ向かう途中のヘアピンカーブは見通しが悪く、傾斜がキツいので車が結構なスピードを出して通り過ぎるので散歩中にヒヤリとした方も多数。

せっかくなので「駐車場からサンセットてテラスへ安全に歩きながら自然散策も出来るような道にしよう」ということで散策道を決めました。

散策道は軽トラが1台通れるくらいの幅を持たせて大人二人が並んで歩けるような道幅に決めました。

更に、道路からは微妙に見えず、キャンプ場の施設からも微妙に見えない位置にして可能な限り、自然を楽しむことが出来る。そして傾斜が緩やかになるように設定しました。

10月6日(2日目 モデル林整備)

そして2日目、この日は朝から作業です。

前日に決めた内容に基づいて施行します。

この日の峰の原高原は晴れて若干汗ばむものの風が抜けて爽やかな陽気でした。まさに絶好の作業日和です。

午前中は散策道になる場所の笹狩を行いました。

最後に笹を刈ったのはいつだろう…というくらい背の丈ほどある笹と格闘すること2時間、みんなで作業したこともあり、かなり開拓することが出来ました。

午後は散策道にある支障木や枯損木の伐採を行いました。

参加者の方もチェーンソーによる伐採を体験してもらうため、講師のディバースラインさんに伐採の方法を教えてもらい、見本を見せて頂きました。

その倒した木を講師が見守る中、皆んなで玉切りして道を開拓していきました。

玉切りして薪にした白樺を丁寧に積み上げて白樺林が映えるようにしました。

この場所は多くの方が通るので、この変化に気づいてもらえたら嬉しいです。

最後は皆んで記念撮影しました。この頃にはかなり気温も上がっていて汗ばむ陽気でした。

これはAfterの写真ですが、こう見えても結構な木の本数を切りました。

ですが、まだ完全に出来上がった訳ではありません。今日がスタートなのです。

これから峰の原高原の景観を改善しつつ、自然と共存出来る「モデル林」の整備を進めていきます。

峰の原高原「フォレスト・デザイナー」養成講座 近日公開!!

これまでは関係者で進めることが多かった「森づくりプロジェクト」。

これからはより沢山の方に森林整備について学んで実践出来るフィールドを整備していきます。

「フォレスト・デザイナー」養成講座は、①「森づくり技術」②「収穫・活用技術」③「計画策定技術」の3つのスキルを学ぶ機会を設定しますが、その第1弾でとしてチェーンソーによる伐木等特別教育を含む「森づくり技術」の参加者を募集します。

詳細は近日公開予定です。

お楽しみに!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました