協議会メンバー更新しました@2024.8.13_野澤隊員

Forest Base改装工事はじまる!

野澤の煌めき高原生活

須坂市地域おこし協力隊の野澤です。

峰の原高原でも残暑が続き、この3連休は真夏並みの気温となった日もありました。

それでも白樺の葉は日に日に色づき、落葉が始まっています(落ち葉が凄い季節到来!)

白樺は見た目は良いのですが、毎日観察していると春は花粉が凄くて、夏はベトベトする液体が落ちてきて車がベトベトになるし、秋は落葉で掃除が大変だし、冬は雪の重みで枝がバキバキ折れて除雪機のブレードに引っかかるし…良いことないです(泣)

話は変わりまして、ぼちぼち協力隊の残り期間も1年になろうとしている頃ですが、卒業後の拠点となる「Forest Base」の改装工事が始まりました!

何もかも手探り状態

そもそも何から始めて良いか分からない状態でした。

そこで、創業支援をしている「やまじゅう」さんに相談させて頂き、自分のやりたいことをお話ししました。

とりあえず、やりたいことをやるには圧倒的にお金が不足していることは分かっていました。

とはいえ、そのくらいのお金が必要なのか把握するため、各工事業者へ見積もりをお願いしました。そして出揃った見積額を見て、元ペンションを使えるようにするためには多額の費用が必要であることが分かったのです。

なので、融資して頂ける銀行をご紹介いただき、創業計画書を書くことになりました。

そして銀行の担当者との打ち合わせではとにかく情熱を伝えるしかないと思いました。

何故なら数字は机上の空論だから。

金額が金額なので担当者は1名から2名に増えました。

銀行で面談をして、とにかく峰の原で暮らしていくために事業がしたいということを伝えました。

建築事務所?保健所?消防本部?

営業を行うには法律に遵守している施設であることが必要不可欠です。

でも、それもどこに確認したら良いか分かりませこん…

ということで、色々聞いて周りました。

自分が目指すのは食肉加工業と宿泊業なので、それに関連する場所に電話で聞いたり、直接出向いたりしました。

担当の方が丁寧に教えて頂いたおかげで、なんとなく道のりが見えてきました。

とりあえず、改修工事にあたって、事前審査・立会が必要なことは無いことが分かりました。

工事開始!

見積もりをお願いした専門業者の方と現地で打ち合わせして、今後のスケジュールを伝えて「12月までには保健所の許可を頂けるようにしたい」とお伝えしたところ、すぐに工事に取り掛かって頂けました。

これは本当にありがたくて嬉しかったです。

土留め工事

ペンションが抱えている地下室故の湿度問題を解消したくて、渡り廊下は壊すことに決めました。

そして斜面側に溜まる雨は道路側に排水するように施工頂きます。そうすると年中ジメジメした部屋が少しは改善(するかな?)するはず。

そして渡り廊下を壊すメリットがもう一つ、それはシーダーハウスの延べ床面積が削られるということ。

ここがつながっていると同一の建物とみなされてシーダーハウスの消火設備も新替えしないといけなくなるところでした…

そして斜面側の土留めも新しくします。

写真はまさに施行中のシーン。ダンブ数台分の土砂が搬出されていきます。

上下水道工事

峰の原の物件はまだまだ下水が開通していないところが多く、浄化槽のものが多いです。

うちの物件もまた然り、増設したトイレは下水が通っていますが、元ペンション部分は浄化槽へつながっているので使えません。

なので今回は土留め工事と合わせて下水道工事もお願いすることにしました。

ここで須坂市への「なんでやねん!」

浄化槽(汲み取り式)から下水道工事にあたり、市からの補助金はありません!

むしろ、下水道本管へ繋ぐために分担金(約35万)を市に支払う必要があります。長野市は払わなくて良いらしい。

下水道は、市民のみなさんの生活が衛生的で公害のない住みよいまちづくりにかかせない施設であることはご存じのとおりです。

この下水道の整備には莫大な費用と長い年月がかかります。

受益者負担金はその土地に一度限り賦課されるもので土地の面積に応じ、下水道の建設費の一部としていただくこととしておりますので、ご理解ご協力をお願いいたします。

引用:須坂市>受益者負担金制度

昔は水洗化に全額補助金が出ていたらしく、そこから8割補助、5割補助、3割補助…から徐々に減らされていき、今は補助金が無いのです。

そんなの移住してくる側としてはそのタイミングなど知る由もなく、下水土工事の際は全額自己負担でしかも分担金の支払いもあるので、結局あきらめて浄化槽を使い続けている物件が多々あります。

でも下水道工事はこの先住み続ける上で「後でやろう」とはいかないので、今回頑張って工事に踏み切りました。

工事は続く

ということで始まったばかりの改装工事。

改装後は交流拠点として、ゲストハウスとして、生ハム工房として生まれ変わります。

12月には生ハム工房が、来年の春には交流拠点が、初夏にはゲストハウスが機能として加わります。

見学を希望の方は野澤まで!

峰の原高原へ是非お越しください!

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