須坂市地域おこし協力隊の宮澤です!
7/20(土)長野県立大学で開催されたWE-Nagano Global Conference 2024での出店を終えました。
当日はパンのランチBOXと単品のパンを販売し、無事完売いたしました。
メニューはこんな感じ。
計7回のイベント出店を振り返ります!
協力隊に着任してから何回かパンの販売をさせていただく機会がありましたが、今回のイベント出店が7回目になります。(コラボ営業・チャレンジショップなども含めて)
毎回出店を終えると学ぶことが沢山。しかし、各出店で学ぶことも全く異なります。
7回目を記念して(?)今までの出店を振り返ってみようと思います。
①イベント出店「秋の小感謝祭@峰の原高原」
「プレゼントと商品の違い」
協力隊着任前までは友人や家族にプレゼントとして自分のパンを渡していました。
一から自分で作った商品をお客様からお金を頂くという経験が初めてで、販売前日は不安で一睡もできず、
販売が終わり帰った後には無事に終えることができた安心感から号泣したのをよく覚えています。
今まで作っていたものはプレゼント、今後作っていくものは商品。
ものを売る立場の人からしたら当たり前のことだけれど、初出店を通して販売には責任が伴うということを実感しました。
②チャレンジショップ「日替わりスープとパンのお店@やまじゅう」
「自分のキャパシティを知る」
5日間限定で日替わりスープと自家製パンを販売したチャレンジショップ。
厨房設備も飲食スペースも自由に使用することができ、自分のお店を持ったようで企画段階からワクワクが止まりませんでした。
しかし、あれもやりたい!これもやりたい!を詰め込みすぎて、体力的にも精神的にもキャパオーバー寸前に…
提供までにお時間がかかってしまったり、お店に入ってからの動き(会計は先?後?)や価格やメニュー表示がわかりづらかったりと、お客様には沢山ご迷惑をおかけしてしまいました。
一人営業で自分が倒れてしまうのが一番やってはいけないこと。
継続するためには自分の限界をこえない営業スタイルが大切だなと思いました。
③市役所販売@須坂市役所
「ターゲットを考える」
イベント出店と違い、市役所の販売で重視されるのは早い・安い・美味いの3つ。
時間のない中でどれだけ手軽に美味しくおなかを満たせるかを意識したメニュー決めが重要であるということがわかりました。
店舗を持っていないからこそ販売場所によって、商品や売り出し方を変え、買いたい!と思わせる工夫が必要であることを学びました。
④峰の原のはるまつり・CHICHIPIコラボ営業@峰の原高原
「パン作り、段取り命」
パン作りは計量から始まり、発酵・成型・焼成、、、イベント販売であれば冷まして梱包、搬入作業が一連の流れなのですが、何分で発酵が終わるとか、焼きあがる、というのが毎回同じではありません。
その日の湿度や気温によって発酵時間が大きく変わってくるため、時間配分が難しく未だに慣れることができません。
また、発酵機を持っておらず温度を一定にすることができず生地の状態を見ながら作るため、想定していた時間よりも発酵が進まなかったり、逆に過発酵になってしまったり、、、
パンの種類によって変わってきますが、発酵だけでも3時間~一晩かかります。
空いている時間でランチBOXのおかずを作る、梱包の準備をする等、フルで時間を活用する、段取りが命であることを実感しました。
⑤ランチコラボ営業@Pâtisserie cafe sincere /パティスリー カフェ シンシア
「商品の値決め、魅せ方」
自分の作ったものに値段をつけること、これが意外と難しく商品に自信がないとどうしても低い値段に設定してしまっていました。
しかし、何回か販売する機会を経験して自信がついてきて自分の商品の価値を客観的に考え、初めよりも自分の納得のいく値段設定ができるようになりました。
また、写真だったり商品の紹介文の工夫で何倍にも魅力的にみせることができます。
現在は、何かを調べるときInstagramで検索するなど、文章よりも写真から情報を集める人が多くなっている気がします。
写真やチラシなどをぱっと見た時にどれだけ惹きつけることができるかが要になってくるのではないかと思いました。
⑥父の日イベント出店@bota
「人を惹きつけるような売り場づくり」
商品の数に対して割と広めスペースで販売していたので、スカスカになってしまいなんとなく殺風景な雰囲気に…
通りすがりの人からみると何が売っているかあまりわからないくらい寂しい感じになってしまいました。
商品配置の工夫やポップ、のぼり等目立たせる方法は沢山あるので、とにかく「私はここで販売してますよ~!!」というのを周りの人にアピールすることが大事だと思いました。
⑦WE-Nagano Global Conference 2024@長野県立大学
「出店の積み重ねが成長へ繋がる」
昨年の秋から現在まで出店の経験を重ねてきて、少し自信がついてきたなあと最近感じるようになりました。
一睡もできず終わった後に号泣していた初出店と比べると、今はそこそこ睡眠時間も確保しつつ「楽しかった」と思えるようになりました。
そのように思えるだけ心に余裕が生まれたのだなと感じます。
出店を通してお客様の美味しい、美味しかったという声を実際に聞くと、自然と自信がついてきます。
自信がつくと自然と心に余裕ができ、生き生きと販売できるしその余裕をほかの部分(売り場づくりや段取り等)に使えるようになります。
私にとって、良い意味で販売に慣れることが成長に不可欠なもの。
今後も継続的に販売を続け、少しずつ ”私らしさ” を出していけたらいいなと思います。
(8,9,10月の販売も決まっているのでSNS等でまたお知らせします!)
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