須坂市地域おこし協力隊の北です。
古城荘にてカネ十農園の藤沢拓也さんに「インスタグラム塾」として講義をして頂きました。
その地域活動でのことを少しお話したいと思います。
なぜインスタグラムなのか?
今、須坂市で事業をされる方の半数は「インスタグラム」を使っていると思います。
インスタグラムは簡単に言うと無料で、誰でも、写真や動画を投稿し、共有し、たくさんの「いいね」をもらう仕組みです。Facebookとは違い、写真や動画に特化し”魅せる”、”映える”ものを世に送り出すシステムです。つまり文章よりも写真が注目される仕組みなのです。
インスタグラムを使った集客や販売網の整備は今や個人事業主には待った無しの状態で、これだけで「集客が完了」し「生活が出来る」人もいます。つまりフォロワーが生活を支えているのです。
須坂市ではそこまでいかないにしても、いままでお金をかけて1000人に配っていたチラシを”無料”で1000人に、うまくいけば1万、100万人に知らせることの出来る仕組みなのです。
日本では利用者も3300万人ともはや無視の出来ない存在に・・・。
ではエビデンスはあるのか?
エビデンス、エビデンスうるせぇんだよ!大事だから言ってやるよ!詳細は下記で!
たけし~~~
というわけで株式会社 ICT総研 (東京都中央区)さんのデータを参考にして以下のデータを。
インスタグラムの利用者・利用時間は年々増加しており、YOUTUBEなどと同様に無視できない存在になってきているのだ。
検索はインスタ!
近頃の若い人たちでは”ググる”という言葉は死語と化してきているのです。
ググったの?と聞くと、まだそんなことやってるの?と笑われてしまうかもしれない・・・
今は「タグ検索」#←これ の時代なんです。
インスタはとにかくこのタグ検索に優れていて、美味しいご飯のみならずインデックス投資やインボイスのことまで検索で調べられちゃうんです。病院情報だってそうですよ。
私の妻(20代)も軽く「インスタで検索したんだけど~」と言います。ググるどころかビンガー(Bing)の私は「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ、、、おう!で、どうっだった?(え!インスタで検索?)」と必死に同様を隠して聞くのです。
妻からの情報を鵜呑みにするのも悔しいので、Bing(しぶとい)やグーグルマップとかで評価や口コミを見たりするとだいたいおおよそ同じことが書かれたりしていて、検索性の凄さを知ったのです。そして関連性のある記事が一気に出てくるので情報収集も早く正確だったりする。
教えてもらうならプロ?素人?
私はこの現実を沢山の人に知ってもらいたいと思い、須坂の起業人に声をかけてインスタの重要性、使い方を知る講座をしたい!と考えました。
でも、私はプロに教えてもらいたいと思う反面
「北さんこんにちは!個人でSNS運用の研究をしている○○です。私に任せればインスタフォロワーは1週間で1万人増加!仕事に困りません!」
みたいな怪しいDMを多数受け取っていて、コイツらにお願いするのはなぁ・・・と思っていたので、面識のある人が良いなと考えていました。
そんな時に「いつもインスタが面白い!(旦那より)」という妻の声を聞いて思い出したのが藤沢さんでした。普段からの人柄も知っているし、須坂でも明らかにフォロワー数も投稿も1抜け、いや10抜けしている彼にお願いしようと。
地域を思う気持ち
今回講師をして頂いた藤沢さん、日滝のリンゴ農園の気の良いあんちゃんです。
そんな藤沢さんもいち早くインスタの集客性、販売網構築に目を付けて3年前から始めネット通販と掛け合わせることで売り上げも過去3年で200%で毎年倍増。4,000フォロワーを達成し須坂のインスタ界では知らない人はいない存在なのです。
今回、地域のためのイベントとしてやりたかったので、破格の値段で交渉したところ「須坂のためだったらタダでもやりますよ!」という言葉で快諾してくれました。いやー本当に助かりました。
でも、さすがにタダはやりすぎなので、今回は2000円(それでも破格)の2時間×3日間の講義をお願いしました。
開場が無い
ブチ当たった難題は会場が無いこと。
いや、あるんです。あるんですけど、地域のために破格の条件で受けてくれたのに須坂の施設の会場費が高い。
今回、地域公民館などもあたりましたが公民館周辺地域の人用の講義ではないこと、講義の費用で儲けてはいけないということから断念しました(そこは理解します)
でも、このように地域のために!と思って活動している人にもう少し提供する場があっていいのではないかと思いました。私が無知なだけで、もし、15名~20名定員であそこならええで!とかあったら教えて下さい。
そんなわけでいつもの古城荘にお願いして温泉プランでこちらも金額交渉に乗って頂き、快諾頂きました。ありがたいことです。
町を盛り上げたい!と思っている素人がやりやすい環境にしていくのも大事と今回感じました(例えば会場のセッティング・掃除は自分たちでやるから格安にするとか)
講義は好評でした
講義は本当に好評でした!お金を払って参加していただいているので内容は残念ながら書けませんが少なくともインスタをしていて「自分で知ることの出来ない情報」を実際に地域で使っている有識者から学ぶことが出来たのです。
「関東でこれだけやってるぜベイベー」って言われても「須坂でこれだけやってるぜベイベー」の方が同じベイベーでも説得力が増しますよね。
でも、もっと大きな収穫は参加者の皆さんが「北信地域で盛り上げたい」と言ってくれたこと。
須坂という枠組みにとらわれず、地域を盛り上げるには近隣地域を巻き込んだ活動が必要と感じてくれていて、そういったメンバーが集まれたことが一番の収穫だったかもしれません。
須坂の協力隊は素晴らしい!なんて言ってもらえたりもしました。テヘペロ(死語)
それもこれも講師の藤沢さんが地域の為に一肌脱いでくれたことが全てなのです。
もちろん綺麗ごとなかりではなく、藤沢さんにもがっちり儲けてもらいたいので以後の個人コンサルについては好きに進めて頂くことになっています。マネタイズも大切です。
最後には参加者の方と、またどこかで何かイベントやりましょうね!っていう全然具体性のない楽しそうな掛け声をかけて解散させて頂きました。
地域講座の意味を改めて考える
これからも20代~60代の働き盛り(定年は70歳になるので)に向けて、実用的なものをどんどんと発信していって地域全体が盛り上がれば面白いなーって思ってます。
私の今回の取り組みだけでなく単発で「ただやる」のではなく、誰のために何の目的をもって、どういったことをやるかを私なりにもよーく考えて、考え過ぎて何もやらないってならないようにして継続的にやっていければと考えています。
継続は力なり。でもちゃんと考えてやらないと無駄な時間なり。コロ助なり。
さいごに
もともと私は一人で相撲するタイプだったのですが、ここに来て自分より秀でたものを持っている人たちを沢山目の当たりにして皆さんを奉る(たてまつる)スタイルにシフトチェンジしました(笑)
とは言え、いつかは自分も講師的な立場で何か地域の役に立てれば嬉しいなと思っています。
今後も地域の皆さんを代表する須坂の”営業マン”となれるよう、ニーズを汲み取って最適な提案をしていきます。
のーす
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