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12月22日の交通事故から考え、伝えていくこと。

THE NORTH DIARY~須坂暮らし日記~

須坂市地域おこし協力隊の北です。

この事は書くべきか非常に悩みましたが、地域の発展を思うことと被害者の方の犠牲を無駄にしないために書きます。

起きてしまった最悪の事態

国道406号線。

歴史と風情のある本町通り

この道路は須坂市内を南北に進み菅平まで抜けていく道路になっており、冬はまだしも、春夏秋と比較的須坂市内でも交通量の多い道路で、須坂の特徴でもある「蔵」が多く建ち並ぶエリアで本町通りとも言われる。

私は個人的にゲストハウス蔵にとてもお世話になっており、この宿もカフェも大好きだ。そのカフェの窓際の席に座った時、よく”車のスピード”が速いと感じていた。

菅平方面からずーっと長い傾斜が続いているせいもあるが、トラックがなかなかのスピードで走っているのを良く見かける。正直ずっと怖いなと思っていた。

そして、つい先日12月22日10時50分に最悪の事故となるひき逃げ事故が起こった。

狭い道路に段差のない歩道

今回起こった事故は私を含め正確な目撃情報や記録は無いのでドライバーしかわからないことではあるが、車が歩道を”乗り上げた”ということは事故の様子でだいたい予想がついている。

歩行者は突然命を奪われ、そして助かったかもしれない数秒で加害者は”逃走”という選択をし、被害者もご遺族の人生も変えてしまった。こんな事故はもう2度と起こしてはいけない。

では同じようなドライバーが現れなければ同じ事故は起きないのか?

ひき逃げということは無いにしても、今のままではまた何か事故が起こるかもしれない。

ここを歩行するのは地元の人よりも案外と県外や旅行者が多いかもしれない。私は22年2月に初めてここへ訪れた際に、車のスピードと、歩道(ほぼ路側帯)に危ないな・・・と感じていた。特に歩道に段差が無いというのは、狭い交差点で追い越しなどが発生した際、特に危険だ。バイクや車が乗り上げる可能性があるからだ。

狭い道路と歩道は歴史ある建物の中を通る道が故に、拡張することも現実的ではない。古都である京都や金沢と同様に戦火を逃れ昔ながらの町が残るエリアの特徴でもあるし、それが魅力であるのも事実だ。

では、私達にどんなことが出来るのか。

私の行きついた結論はアナログ的かもしれないが、歩行者も運転者も「注意すべき場所」を知るということだ。そして生活でここは危ない!と思ったらそれを我々のような者が発信し、伝えていく事だと。

市内には他にも危険な道路や交差点が存在する

この方法はいわゆるヒヤリハットの考え方になるかもしれない。

私が今まで個人的に感じてきた危険な場所をいくつか挙げたい。

①406号と長者町通り交差点(須坂駅方面から須坂創生高校側に進む道路は交差する道路のポイントが絶妙にズレていて車同士のすれ違いが危険、また朝などは高校生などの歩行者も多い)

②406号と塩川の踏切交差点(須坂の大渋滞ポイントで運転者のテクニックも必要な交差点。線路からの距離が無いため信号機が置けない。歩行者が歩道を渡っていることもあるため、ドライバーが交差点に気を取られて事故を起こす可能性がある)

③谷街道(歩行者や観光客もいるのにバンバン車が走る。しかもスピードも速い。ここは昼間だけでも歩行者専用に出来ないのか?怖い思いをした人も多いのではないか)

④新田春木線(果樹園のエリアになるせいもあり信号機も無いため、とにかく飛ばす車が多い。朝散歩をしている人もいるため速度を落として走ってほしい)

生活圏内でも危険な場所と感じるところは多い

今あげたのは私の生活範囲での話なので、エリアが違えばもっと感じるところはあるのではないかと思う。

ドライバーとしてのモラルを忘れないでほしい

私は今ここで制限速度を守れ!とか、そういう頭の固い話をしているのではなく、起こりる事故を予測してドライバーも歩行者も危険を察知して行動することが事故を防ぐことに繋がるのではと考えている。

道路の拡張を市がやらないとか、警察が取り締まらない、とかそんな話ではなく自分の身はやっぱり自分で守る必要があるし、私を含めドライバーとして”車”という乗り物は人の一生を壊してしまう危険性があるということを理解し、改めて知っておく必要があると思う。もし自分の家族や友人が巻き込まれたら・・・そうやって想像していくことが、最も重要ではないか。私もこの事故から考えを改めさせられたところは沢山ある。

単純に注意看板や、道路に「速度落とせ!」という注意書きも、もっと沢山あってもいい。対策もなく景観ばかりに気を取られて人が安心して住めないようでは、町として今後の発展は無いだろう。

長野は「車が歩行者に優しい」と言われる。確かにその一面は沢山見てきた。横断歩道での停止率も都会に比べれば本当に高いと思う。ドライバーのモラルも高い。でも、それに”過信”してはいけない。それはドライバーも歩行者も同じだ。

有益な情報とは何か?発信する責任

何かを発信していくときに、ポジティブな情報の方が有益と思われがちで、「良いこと」を言いたがる傾向にあると思う。それは私とて同じだ。

でも、その情報だけを鵜呑みにしてしまう人もいるし、良いことばかりではないというのを頭でわかっていても、何が具体的に”良くない”のか。これは住んだ人にしか想像できない事ではないかと思う。だから私は移住者として、このような”ネガティブで有益な情報”をしっかりと発信したい。知ってもらうことで、運転者も歩行者も誰か1人でも事故を避けるきっかけになってくれれば嬉しいし、被害者の方もきっとそう思っているんじゃないかと思う。

私のこのブログを読む人がたった10人かもしれない。でも私がその10人の方に何か届けられるなら、それでいい。これをきっかけにもし誰かの命が助かることがあれば、何か事故を気にして運転してくれるようになるなら。とにかく今回の事故が”無かったこと”に絶対になってほしくないし、そうなってはいけないと思う。見て見ぬふりはもうやめよう。

誤解しないでほしいのは私が”須坂”が好きだということ。だからこそ安全で安心して暮らせる町になってほしいと思っている。

これからも危険な場所や危険なことがあれば、私は包み隠さず皆さんに伝えていこうと思う。

それも私が地域おこし協力隊として、移住者として、同じ新たな移住者へ伝える大切な役割だと思っているから。

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